米・オハイオ州の図書館コンソーシアムOhioLINK、共有電子リソースのMARCレコードに代替の件名標目を追加:LCSHの“Illegal aliens”の代替として“Undocumented immigrants”など

2021年4月30日、米・オハイオ州の大学図書館等で構成される図書館コンソーシアムOhioLINKは、共有電子リソースのMARCレコードに代替の件名標目(alternative subject headings)を追加したことを発表しました。

米国議会図書館件名標目表(LCSH)について、修正が提案されているもののまだ反映が行われていない12の件名標目を対象として、修正を反映した、より包摂的(inclusive)な代替の件名標目の追加を行ったことが紹介されています。対象の件名標目のリストも掲載されており、例えば“Illegal aliens”(不法滞在者)の代替となる件名標目として“Undocumented immigrants”(書類のない移民)が追加されています。

OhioLINK adds alternative subject headings to Central Catalog MARC records(OhioLINK, 2021/4/30)
https://www.ohiolink.edu/press/ohiolink_adds_alternative_subject_headings_central_catalog_marc_records

参考:
米・ハーバード大学図書館、件名標目“illegal alien”の使用終了を発表
Posted 2021年3月11日
https://current.ndl.go.jp/node/43517