米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)、加盟大学が米・PLOSの“Community Action Publishing(CAP)”プログラムに参加することで合意

2021年1月21日、米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)と米国のオープンアクセス(OA)出版社PLOSが、PLOSの“Community Action Publishing(CAP)”プログラムに、BTAAに加盟する大学が参加することで合意したと発表しています。3年間の試行として行われます。

BTAAに加盟する全15大学の研究者は、論文処理費用(APC)を支払うことなく、“PLOS Medicine”と“PLOS Biology”で論文を発表することができます。また、両者は、OA出版契約を評価するための機関向けのデータ、指標、ツールにおいても連携する予定です。

Big Ten Academic Alliance and PLOS Announce Publishing Deal(BTAA,2021/1/21)
https://www.btaa.org/about/news-and-publications/news/2021/01/21/big-ten-academic-alliance-and-plos-announce-publishing-deal

PLOS and the Big Ten Academic Alliance Announce Publishing Deal(PLOS,2021/1/21)
https://theplosblog.plos.org/2021/01/plos-and-the-big-ten-academic-alliance-announce-publishing-deal/

参考:
カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)と米・PLOS、オープンアクセス出版に関する“Community Action Publishing”契約を締結
Posted 2021年1月28日
https://current.ndl.go.jp/node/43119

英・Jiscと米・PLOS、オープンアクセス出版に関する新たな契約を締結
Posted 2020年10月15日
https://current.ndl.go.jp/node/42283

米・カリフォルニア大学、オープンアクセス(OA)出版社・PLOSとOA出版に関する2年間の試験契約を締結:同大学著者による論文出版時に図書館が一律1,000ドルを助成
Posted 2020年2月21日
https://current.ndl.go.jp/node/40302

CA1977 – 動向レビュー:学術雑誌の転換契約をめぐる動向 / 尾城孝一
カレントアウェアネス No.344 2020年6月20日
https://doi.org/10.11501/11509687