オープンアクセス出版社・PLOS、ドイツ国立科学技術図書館(TIB)が主導するコンソーシアムと新たな出版契約を締結

2023年1月12日、オープンアクセス出版社のPLOSは、ドイツ国立科学技術図書館(TIB)が主導するコンソーシアムと新たな出版契約を締結したことを発表しました。

今回の契約により、同コンソーシアムに加盟する40以上の機関がPLOSの3つの出版プログラム“Community Action Publishing(CAP)”、“Flat Fees”、“Global Equity Model”に参加することになったと述べられています。契約期間は2年です。

契約により、同コンソーシアム加盟機関に所属する研究者は、PLOSジャーナルにおいて、研究者自身の費用負担無しで無制限に論文を出版することが可能とあります。

PLOS Announces New Publishing Agreement with German Consortium(PLOS, 2023/1/12)
https://theplosblog.plos.org/2023/01/plos-announces-new-publishing-agreement-with-german-consortium/

参考:
オープンアクセス出版社・PLOS、北米の研究図書館センター(CRL)と学術図書館コンソーシアムNERLと新たな出版契約を締結 [2021年11月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/45096

米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)、加盟大学が米・PLOSの“Community Action Publishing(CAP)”プログラムに参加することで合意 [2021年01月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/43143

カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)と米・PLOS、オープンアクセス出版に関する“Community Action Publishing”契約を締結 [2021年1月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/43119

英・Jiscと米・PLOS、オープンアクセス出版に関する新たな契約を締結 [2020年10月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/42283

米・カリフォルニア大学、オープンアクセス(OA)出版社・PLOSとOA出版に関する2年間の試験契約を締結:同大学著者による論文出版時に図書館が一律1,000ドルを助成 [2020年02月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/40302

CA1977 – 動向レビュー:学術雑誌の転換契約をめぐる動向 / 尾城孝一
カレントアウェアネス No.344 2020年6月20日
https://doi.org/10.11501/11509687