米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)、学術単行書のオープンアクセス化を目指す“Big Ten Open Books Project”を立ち上げ:第一弾として100タイトルを公開

2023年8月1日、米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)が、学術単行書のオープンアクセス(OA)化を目指す“Big Ten Open Books Project”を立ち上げたことを発表しました。

同プロジェクトはBTAAに加盟している6大学の出版局等との提携によるもので、最初のコレクションとして、ジェンダー・セクシャリティ研究に関するものを中心とした100タイトルが公開されています。今回のコレクションに含まれる全ての書籍は、提携する大学出版局によって印刷出版されたものであり、無料で閲覧、再利用することができるように、デジタル形式で公開されています。

なお、同プロジェクトでは、ミシガン大学がホストするデジタル出版に適したプラットフォームFulcrum上において、Project MUSE、JSTOR、OAPEN等の流通モデルを用いてオープンコンテンツを作成しているとあります。

Big Ten Open Books Project Launches First Collection(BTAA, 2023/8/1)
https://btaa.org/about/news-and-publications/news/2023/08/01/big-ten-open-books-project-launches-first-collection

Big Ten Open Books(BTAA)
https://bigtenopenbooks.org/

Big Ten Open Books(BTAA)
https://www.fulcrum.org/bigten

Fulcrum
https://www.fulcrum.org/

参考:
JSTOR、Big Ten Academic Alliance(BTAA)とオープンアクセス出版支援プログラム”Path to Open”のパイロット契約締結を発表 [2023年05月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/181091

米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)、加盟大学が米・PLOSの“Community Action Publishing(CAP)”プログラムに参加することで合意 [2021年01月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/43143