熊本県、三次元データ閲覧サイト 「Sketchfab」で文化財の三次元データを公開

2021年1月7日、熊本県が、三次元データ閲覧サイト 「Sketchfab」で文化財の三次元データを公開したと発表しています。

三次元データは文化財の現状を正確に記録できるため、災害で被災した文化財を復旧する際に非常に役立つデータとなること、また、工事等で遺跡が消滅した後もコンピューター上でその遺跡の状況を確認できることから、同県文化課では文化財の三次元データによる現状記録作成を進めており、今後も随時追加していく予定としています。

文化財の三次元データを公開!(熊本県,2021/1/7)
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/125/80300.html

@kumamotobunka(Sketchfab)
https://sketchfab.com/kumamotobunka
※熊本県教育庁文化課の公式アカウント

参考:
熊本大学と凸版印刷、熊本城崩落石材の位置特定作業を効率化:崩落前に取得したデジタルアーカイブデータを活用
Posted 2019年5月27日
https://current.ndl.go.jp/node/38234

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの Petrie Museum、 古代エジプト遺物の3Dデジタル画像を公開
Posted 2014年5月1日
https://current.ndl.go.jp/node/26055

Sketchfab、3Dデータをダウンロードできるオプション追加を発表し、大英博物館のコレクション14点のデータを公開
Posted 2014年11月5日
https://current.ndl.go.jp/node/27382

Google Arts & Cultureで、危機的な状況にある世界の遺跡の3Dデータコレクション“Open Heritage”が公開
Posted 2018年4月17日
http://current.ndl.go.jp/node/35863

中東地域の危機に瀕する遺跡の正確な3D記録を作成するプロジェクト“Project Anqa”のウェブサイトが公開
Posted 2019年2月28日
https://current.ndl.go.jp/node/37680

欧州委員会(EC)、有形文化遺産の3Dデジタル化における基本原則等を示した報告書を公開
Posted 2020年9月15日
https://current.ndl.go.jp/node/42005