米・Educopia Institute、デジタル環境下における学術情報基盤の現況のレビューとして“A Bibliographic Scan of Digital Scholarly Communication Infrastructure”を公表

2020年5月18日、米国の博物館・図書館・文書館およびその他の文化資源保存機関の連携促進を目的とする非営利組織Educopia Instituteは、デジタル環境下における学術情報基盤の現況レビュー“A Bibliographic Scan of Digital Scholarly Communication Infrastructure”の公表を発表しました。

公表されたレビューは米・イリノイ大学図書館のルイス(David W. Lewis)氏によって作成されました。レビューは3つのセクションで構成され、デジタル環境下の学術情報流通システムに関わる様々な機能・分野(リポジトリ・研究データ等)別の学術文献紹介、各機能や分野の主要プロジェクト・組織等の一覧表、レビュー内で触れられた組織・プログラム・プロジェクト等の概要説明などを取り扱っています。

同レビューは、2018年から2020年までAndrew W. Mellon財団の支援により、米国のデジタル環境下における学術情報基盤の現状調査等を目的に実施中のプロジェクト“Mapping the Scholarly Communication Infrastructure”の成果の一部として制作されています。

A Bibliographic Scan of Digital Scholarly Communication Infrastructure(Educopia Institute,2020/5/18)
https://educopia.org/mapping-the-scholarly-communication-landscape-bibliographic-scan/

A Bibliographic Scan of Digital Scholarly Communication Infrastructure [PDF:155ページ](Educopia Institute)
https://educopia.org/wp-content/uploads/2020/05/Lewis-Bibliographic-Scan_FULL.pdf

関連:
Mapping the Scholarly Communication Infrastructure(Educopia Institute)
https://educopia.org/mapping-scholarly-communications-infrastructure/

参考:
SPARC Europe、欧州のオープンアクセス・オープンサイエンス・オープンスカラシップを支えるインフラの現況把握のためアンケート調査を実施中
Posted 2020年5月25日
https://current.ndl.go.jp/node/41026

Knowledge Exchange、連携により構築・運営されている研究データ基盤の現状を概観・分析した報告書を公開
Posted 2017年12月5日
https://current.ndl.go.jp/node/35103

E2230 – 持続可能なデジタルキュレーションおよびデジタル保存の研修
カレントアウェアネス-E No.385 2020.02.13
https://current.ndl.go.jp/e2230