2020年5月26日、米国図書館協会(ALA)は、 女性参政権100周年委員会(Women’s Suffrage Centennial Commission:WSCC)と連携し、公共図書館と学校図書館を対象に、子ども向けの女性参政権に関する図書のセット(6,000セット)を寄贈すると発表しました。
WSCCは、2020年が、女性参政権に関する合衆国憲法修正第19条が1920年に批准されて100周年にあたることを記念して議会によって創設されたもので、図書の選定と同プロジェクトへの資金提供を行っています。
各セットは、小学生・中学生・高校生を対象とした各1冊ずつ、合計3冊の図書で構成されています。
ALAの本部及び米国学校図書館員協会(AASL)・児童図書館サービス協会(ALSC)・ヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)からのワーキンググループが、申し込みへの対応、多様な本からなる推薦本リストや寄付に対応したプログラムや展示のアイデアを作成するとしています。
また、ALAとWSCCでは、オンラインで女性参政権の歴史に関するシリーズを共催するとしています。
ALA partners with the Women’s Suffrage Centennial Commission to donate 6,000 book sets to libraries(ALA,2020/5/26)
http://www.ala.org/news/press-releases/2020/05/ala-partners-women-s-suffrage-centennial-commission-donate-6000-book-sets
参考:
米国議会図書館(LC)、女性参政権・南北戦争・造園・金融政策に関する7つのデジタルコレクションを公開
Posted 2019年11月14日
https://current.ndl.go.jp/node/39509