韓国・仁川広域市、図書館・博物館・美術館等の公共施設において個人認証によるQRコード訪問者防疫管理システムを導入

2020年5月18日、韓国・仁川広域市は、6月1日から、図書館・博物館・美術館等の公共施設において、個人認証(携帯電話・電子メール)によるQRコード訪問者防疫管理システムを導入すると発表しました。新型コロナウイルス感染症の確定患者が発生した際に、迅速に接触者追跡を行なうことが目的です。

同市が、会議や展示といった行事に活用するために5月上旬から構築しているシステムを、図書館・博物館・美術館を含む14の公共施設において試験的に導入するものです。

収集された個人情報は防疫管理のために使用され、個人情報保護のため、3か月以内に自動的に削除されます。

今後はリスクの高い福祉施設等に導入範囲を拡大する計画です。

인천시, 광역시 최초「QR코드 활용한 방문자 방역관리 시스템」도입(仁川市、広域市で初めて「QRコードを活用した訪問者防疫管理システム」導入」)(仁川広域市,2020/5/18)
http://press.incheon.go.kr/citynet/jsp/sap/SAPNewsBizProcess.do?command=searchDetailSvp&sido=&matOfYmd=20200518&matSno=8&flag=&viFlag=in

参考:
静岡県立中央図書館、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としてサーマルカメラ(非接触型人体測温機)を設置
Posted 2020年5月26日
https://current.ndl.go.jp/node/41031

韓国・ソウル図書館、4段階に分けサービスを再開
Posted 2020年5月20日
https://current.ndl.go.jp/node/40983

韓国・慶尚大学校図書館、2020年5月1日から再開館:導線の一本化や座席の配置を工夫
Posted 2020年5月1日
https://current.ndl.go.jp/node/40880