2019年6月23日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、戦略計画2019-2022“Collaborating for Equitable Access to Knowledge for All”を公表しました。
戦略計画は、
・Introduction
・Who We Are
・Approach
・Audience
・Expanding Our Current Work
・Long-Term Success
・Conclusion
で構成されており、歴史・文化・知識を共有するためのアクセスを最大化することで、人々が学び、成長し、多様でより良く機能する社会に貢献できるようにすることを“Our Mission”として掲げ、これまで取り組んできた文化遺産の集約と電子書籍事業をさらに発展させることを述べています。また、全ての事業が持続可能となるように取り組むともされています。
そして“Conclusion”として、米国の民主主義が混乱している時代において、DPLAやDPLAと協働する図書館・アーカイブズ・ミュージアムは重要な資産であると考えており、我々のすべてのストーリーが語られるように、デジタル技術サービスが、知識を広め、創造性を発揮するのに役立つ未来を思い描いているとしています。
Collaborating for Equitable Access to Knowledge for All: A Renewed Strategy for DPLA(DPLA,2019/6/23)
https://dp.la/news/collaborating-for-equitable-access-to-knowledge-for-all-a-renewed-strategy-for-dpla
Strategic Roadmap, 2019-2022(DPLA)
https://pro.dp.la/about-dpla-pro/strategic-plan
参考:
米国デジタル公共図書館(DPLA)、バーモント州のサービス・ハブからのコンテンツの提供を開始
Posted 2019年6月7日
http://current.ndl.go.jp/node/38311
米国デジタル公共図書館(DPLA)、無料電子書籍コレクション“Open Bookshelf”を公開
Posted 2018年6月22日
http://current.ndl.go.jp/node/36208
E1646 – 米国デジタル公共図書館(DPLA)戦略計画2015-2017
カレントアウェアネス-E No.274 2015.01.22
http://current.ndl.go.jp/e1646
CA1857 – 米国デジタル公共図書館(DPLA)の過去・現在・未来 / 塩﨑 亮,佐藤健人,安藤大輝
カレントアウェアネス No.325 2015年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1857
E1620 – Europeanaの2015-2020年の戦略:文化で世界の変革を
カレントアウェアネス-E No.269 2014.10.30
http://current.ndl.go.jp/e1620