国内の研究成果を公開するMyanmar Education Research and Learning Portalプロジェクトの立ち上げが発表される(ミャンマー)

途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているEIFLの2019年5月31日付のブログが、ミャンマーにおいて、Myanmar Education Research and Learning Portal(MERAL)プロジェクトの立ち上げが発表されたと紹介しています。

同国教育省の高等教育部門及び国家教育政策機関(NEPC)による事業で、5月24日と25日に実施された“Myanmar Universities’Research Conference 2019”の開会式で発表されました。

MERALプロジェクトは、同国内の大学による雑誌論文・博士論文・会議録といった研究成果を収集・保存・共有するための国家ポータルを創設するプロジェクトで、同国の学術機関のリポジトリをホスティングするともに、各機関のリポジトリ搭載のコンテンツを検索・閲覧できるようにするものです。EIFLがプロジェクトの運営を、国立情報学研究所(NII)が次世代リポジトリソフトウェア「WEKO3」を用いてリポジトリの構築支援を行います。

同プロジェクトは、EIFLにより既に構築された、ヤンゴン大学、マンダレー大学、ヤンゴン経済大学、ヤダナボン大学、イェジン農業大学のリポジトリをホスティングすることから着手し、他の機関に対して参加を呼びかけいくとしています。

Myanmar Education Research and Learning Portal (EIFL,2019/5/31)
https://www.eifl.net/news/myanmar-education-research-and-learning-portal

参考:
国立情報学研究所、次世代リポジトリソフトウェア開発に着手したことを発表 欧州原子核研究機構、物質・材料研究機構と連携
Posted 2017年11月14日
http://current.ndl.go.jp/node/35000

E1949 – 東南・南アジアにおけるOAの現状:Asia OAの報告書から
カレントアウェアネス-E No.332 2017.09.07
http://current.ndl.go.jp/e1949