2019年5月に発行されたInternational Journal of Environmental Research and Public Health誌の16巻10号に、公共図書館のウォーキングプログラムについて調査した論考“Public Libraries and Walkable Neighborhoods”が掲載されています。
米・ノースカロライナ大学グリーンズボロ校図書館情報学部のNoah Lenstra氏等によるもので、北米及び英国の公共図書館を対象に、公衆衛生に係わって、地域のウォーキングプログラムへの公共図書館の貢献度を調査することを目的としたものです。
同文献では、地域のウォーキングプログラムに対して、公共図書館は、
・小説や地域の歴史とウォーキングプログラムを結びつける資源として
・フィットネスクラブ等がない地域のコミュニティーセンターとして
・地域のウォーキングクラブの活動や公衆衛生の研究者の研究の提携先として
・歩きやすいルートの目的地として
貢献していることを指摘しています。
Noah Lenstra, Jenny Carlos. Public Libraries and Walkable Neighborhoods. Int. J. Environ. Res. Public Health 2019, 16(10).
https://doi.org/10.3390/ijerph16101780
参考:
ミシガン湖畔で「図書館間ウォーキング」開催(米国)
Posted 2016年8月8日
http://current.ndl.go.jp/node/32276
米国図書館協会、自転車と図書館に関する無料のウェビナーを開催:地域の健康と持続可能性の促進
Posted 2017年3月8日
http://current.ndl.go.jp/node/33617
滋賀県立図書館、館報『図書館しが』2017年4月号を公開:「ビワイチと自転車と図書館」を特集
Posted 2017年4月6日
http://current.ndl.go.jp/node/33797
E1443 – 司書課程でまち歩き 電子書籍「お散歩e本」制作プロジェクト
カレントアウェアネス-E No.239 2013.06.20
http://current.ndl.go.jp/e1443