米・Ithaka S+Rは、2019年5月13日付けのブログ記事において、イシューブリーフ“Data Communities:A New Model for Supporting STEM Data Sharing”の公開を紹介しています。
特定の種類のデータを共有する研究者による流動的でインフォーマルなネットワークを「データコミュニティ」(Data Communities)と名付け、その構成要素と機能について、データ共有において成功しているSTEM分野のデータコミュニティの調査を通じて分析しています。
学問分野ではなく、データコミュニティの観点からデータ共有を考えることで、学術活動をより正確に示すことができるとするほか、データ共有を推進するに当たっては、研究者の既存の実践や関心に基づいて、データコミュニティを拡大していく機会を見つけることが必要であるとしています。
Looking at Data Communities:New Issue Brief on STEM Research Data Sharing(Ithaka S+R, 2019/5/13)
https://sr.ithaka.org/blog/looking-at-data-communities/
Data Communities:A New Model for Supporting STEM Data Sharing(Ithaka S+R)
https://doi.org/10.18665/sr.311396
参考:
E1869 – 研究データ共有によるイノベーションの創出<報告>
カレントアウェアネス-E No.316 2016.12.08
http://current.ndl.go.jp/e1869
E2122 – Scholars ARE Collectors:研究支援再考への提言(米国)
カレントアウェアネス-E No.366 2019.03.28
http://current.ndl.go.jp/e2122
米・Ithaka S+R、市民工学・環境工学研究者の研究活動支援へのニーズを調査したレポートを公開
Posted 2019年1月18日
http://current.ndl.go.jp/node/37403