2022年8月9日、米・Ithaka S+Rが、データコミュニティによるオープンサイエンスの推進に関する記事“Leveraging Data Communities to Advance Open Science: Findings from an Incubation Workshop Series”を公開していました。
記事によると、Ithaka S+Rはこれまでの研究で、オープンサイエンスの目標を達成するための文化条件を作り出す上でデータコミュニティが重要な役割を果たすと強調してきました。そうした考えのもとで、全米科学財団の資金提供により2022年1月から3月に、学際的なデータ共有促進のための組織的フレームワークを検討するためのワークショップを実施し、記事ではその詳細と結果を説明しています。
ワークショップには、14のデータコミュニティから40人と、情報専門家14人の計54人が参加しました。調査結果として、異なる分野間でデータ共有の課題について話し合うことが学際的なデータ共有について考える機会となること等を述べています。また、データコミュニティのオーガナイザー、情報専門家、大学、資金提供者等様々な立場の人に向けた推奨事項をまとめています。
Leveraging Data Communities to Advance Open Science: Findings from an Incubation Workshop Series(Ithaka S+R, 2022/8/9)
https://doi.org/10.18665/sr.317145
参考:
米・Ithaka S+R、イシューブリーフ“Data Communities:A New Model for Supporting STEM Data Sharing”を公開
Posted 2019年5月23日
https://current.ndl.go.jp/node/38219