2019年2月10日、Library Technology Guidesを運営するブリーディング(Marshall Breeding)氏による、統合図書館システム(ILS)に関する国際調査の第12回目となる2018年版の結果が公表されています。製品版・オープンソースシステムの両方を含む104の製品について、米国、カナダ、オーストラリア、英国、スペイン、ニュージーランド、アイルランドなど、78か国から3,549件の回答を得ました。
国際的な傾向を把握するために、質問フォームは英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、フィンランド語で提供されました。3,549件の回答のうち、公共図書館からは1,503件、学術図書館からは1,051件、学校図書館からは441件となっています。20件以上の回答があったのは21の製品でした。
特に注目すべき調査結果(Notable Observations)として、新世代のILSへの全面的な移行が進みつつあること、システム移行を検討中の学術図書館が挙げる移行先候補について、Almaへの言及が他の製品のほぼ3倍となっていることなど、計6点を挙げています。
Perceptions 2018: An International Survey of Library Automation(Library Technology Guides, 2019/2/11)
https://librarytechnology.org/blog.pl?ThreadID=323
Perceptions 2018: An International Survey of Library Automation(Library Technology Guides, 2019/2/10)
https://librarytechnology.org/perceptions/2018/
参考:
図書館システムに関する国際調査の2017年版が公開
Posted 2018年3月19日
http://current.ndl.go.jp/node/35666
図書館システムに関する国際調査の2016年版が公開
Posted 2017年1月27日
http://current.ndl.go.jp/node/33348
図書館システムに関する国際調査の2015年版が公開
Posted 2016年2月25日
http://current.ndl.go.jp/node/30818