コンビニエンスストア「ローソン」を運営する株式会社ローソンは、2019年1月21日、ローソン全店において、原則2019年8月末までに成人向け雑誌の取り扱いを中止することを発表しました。
ローソンの発表によれば、ここでいう「成人向け雑誌」とは「各都道府県青少年育成条例等で定められた未成年者(18歳未満者)への販売・閲覧等の禁止に該当する雑誌及びそれらに類似する雑誌類」とのことです。従来は取り扱いは各加盟店が判断していたものの、2017年11月からは沖縄県の全店舗で成人向け雑誌の取り扱いを中止していました。それについて「お客様や加盟店のご理解を得られた」ことから、対象を全国に拡大した、とされています。
また、NHK等の一部報道では同じくコンビニエンスストア「セブン-イレブン」を運営するセブン-イレブン・ジャパンにおいても、8月末までにほぼ全店で成人向け雑誌の取り扱いを中止する決定がなされた、と報じられています。NHKの報道によれば、ローソンとセブン-イレブンでの成人向け雑誌取扱い中止の理由について、両社は「女性の利用客が増え成人向け雑誌を取り扱うのはふさわしくないという意見が寄せられていること」、「東京オリンピック・パラリンピックを見据え、小売店で成人向け雑誌を扱うことが少ない海外からの旅行者に配慮するため」としている、とのことです。
なお、コンビニエンスストアではすでにミニストップが、2018年1月から全国で成人向け雑誌の取り扱いを中止しています。
成人向け雑誌取扱い中止のお知らせ(ローソン、2019/1/21付け)
https://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1361149_2504.html
成人向け雑誌 販売取りやめへ セブン-イレブンとローソン(NHK、2019/1/21付け)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190121/k10011785891000.html
参考:
ミニストップが全店で成人誌の取り扱いを中止 千葉市からの働きかけをきっかけに
Posted 2017年11月21日
http://current.ndl.go.jp/node/35039