2016年7月6日、日本学術会議は、「オープンイノベーションに資するオープンサイエンスのあり方に関する提言」を公開しました。
国立研究開発法人情報通信研究機構の土井美和子氏を委員長とする日本学術会議オープンサイエンスの取組に関する検討委員会で、「研究データのオープン化」と「データ共有」のあるべき姿に焦点をしぼり、検討し、審議結果をまとめたものとなっています。
オープンサイエンスの論点整理がおこなわれているほか、
・研究分野を超えた研究データの管理およびオープン化を可能とする研究データ基盤の整備
・研究コミュニティでのデータ戦略の確立
・データ生産者およびデータ流通者のキャリア設計
などについての提言がまとめられており、日本学術会議が2016年1月18日から2月15日まで、関連学協会を対象に実施した「オープンサイエンスについてのアンケート」の結果などが掲載されています。
「オープンイノベーションに資するオープンサイエンスのあり方に関する提言」(日本学術会議オープンサイエンスの取組に関する検討委員会, 2016/7/6付)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-t230.pdf
日本学術会議ホームページ
http://www.scj.go.jp/
※「トップ・ニュース」欄に、2016/7/6付で、「提言「オープンイノベーションに資するオープンサイエンスのあり方に関する提言」を公表いたしました。」とあります。
Recommendations
Recommendations Concerning an Approach to Open Science That Will Contribute to Open Innovation(2016/8/30)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-t230-en.pdf
関連:
第5期科学技術基本計画のあり方に関する提言(日本学術会議学術の観点から科学技術基本計画のあり方を考える委員会, 2015/7/27付)
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-t209-1.pdf
参考:
E1092 – 日本学術会議による提言「学術誌問題の解決に向けて」
カレントアウェアネス-E No.178 2010.09.02
http://current.ndl.go.jp/e1092
E1681 – 内閣府の検討会によるオープンサイエンスに関する報告書
カレントアウェアネス-E No.282 2015.06.04
http://current.ndl.go.jp/e1681
※リンクを追加しました(2016/8/30)