オープンアクセス(OA)誌“Journal of Librarianship and Scholarly Communication”(JLSC)の12巻2号に、OA資料の検索に対する学生の認識に関する論文“Suspiciously Reliable: A Case Study of Students’ Perceptions of Open Access Searching”が掲載されています。著者は、カナダのレスブリッジ大学のEmma Scott氏等です。
レスブリッジ大学の学部生計30人を対象に、OA情報を検索するインフラ及びOA資料のコンテンツをどのように認識しているかを検証しています。主な結果として、多くの学生はOAデータベースで見つけたコンテンツは契約データベースで見つけたものよりも信頼性を厳格に評価する必要性を感じており、批判的な見方があったとする一方で、OA、特に自由でオープンな情報交換という点について評価する意見も見られたとしています。
Scott, Emma; Craig, Romany. Suspiciously Reliable: A Case Study of Students’ Perceptions of Open Access Searching. Journal of Librarianship and Scholarly Communication. 2025, 12(2). https://doi.org/10.31274/jlsc.18273