オープンアクセス(OA)誌“Journal of Librarianship and Scholarly Communication”(JLSC)の13巻1号に、ニュージーランドの学位論文に関する新たなプロジェクトを概説した論文“The New Zealand Thesis Project: Connecting a Nation’s Dissertations Using Wikidata”が掲載されています。著者は、ニュージーランドのオタゴ大学のTamsin Braisher氏等です。
The New Zealand Thesis Projectは、ニュージーランドの学位論文(博士論文及び修士論文)のメタデータを機関リポジトリから抽出し、全国的な学位論文データセットとしてWikidataにアップロードし、リンクトデータとして充実させる組織横断的な取組とされます。同論文では、プロジェクトの概要や今後の見通しについて、具体的に説明されています。
Braisher, Tamsin; Fitchett, Deborah. The New Zealand Thesis Project: Connecting a Nation’s Dissertations Using Wikidata. Journal of Librarianship and Scholarly Communication. 2025, 13(1).
https://doi.org/10.31274/jlsc.18295
参考:
E2465 ― 大学図書館とWikipediaの連携がもたらすものは?<文献紹介>
カレントアウェアネス-E No.428 2022.01.13
https://current.ndl.go.jp/e2465