オープンアクセス(OA)誌“Journal of Librarianship and Scholarly Communication”(JLSC)の13巻1号に、米・シカゴ大学図書館の転換契約に関する記事“Implementation of Transformative Agreements at the University of Chicago Library: A Case Study”が掲載されています。著者は、シカゴ大学のJessica Harris氏等です。
シカゴ大学図書館では、2021年に、転換契約に関する業務を担当するワーキンググループ(Transformative Agreements Working Group:TAWG)が設置されました。TAWGは同館の職員で構成され、転換契約に関する課題等の特定、契約の継続的な評価、大学コミュニティ全体への周知のための提言の作成等を担ってきたとあります。
記事では、ケーススタディとして、TAWGのこれまでの取組や今後の課題等が紹介されています。
Harris, J. et al. Implementation of Transformative Agreements at the University of Chicago Library: A Case Study. Journal of Librarianship and Scholarly Communication, 13(1).
https://doi.org/10.31274/jlsc.18265
参考:
吉村亜弥子. コロナ禍における米国シカゴ大学図書館の対応と日本研究支援. カレントアウェアネス. 2021, (347), CA1991, p. 2-5.
https://current.ndl.go.jp/ca1991
尾城孝一. 学術雑誌の転換契約をめぐる動向. カレントアウェアネス. 2020, (344), CA1977, p. 10-15.
https://current.ndl.go.jp/ca1977