公共図書館によるビジネス支援の有用性(記事紹介)

2025年4月22日付けで、米国公共図書館協会(PLA)のPublic Libraries誌のオンライン補完版“Public Libraries Online”に、公共図書館によるビジネス支援の有用性に関する記事“Public Libraries Highlight Business Support at ‘Main Street Now’ Conference”が掲載されています。

米国では就職支援や収入補填の方法を見つけるために図書館を訪れる人が増える中で、あらゆる規模の公共図書館が地域経済の活性化のためにできることがあるとしています。図書館は、研修、スペース、データベースや資料、パソコンや3Dプリンター等の機器、人との出会いの機会等を提供することでビジネス支援を行っています。ビジネス支援サービスを地域社会に広く浸透させるには、図書館ができることを地域の商工会議所等の経済支援団体に伝え、関係を構築することが鍵となるとしています。

Public Libraries Highlight Business Support at ‘Main Street Now’ Conference(Public Libraries Online, 2025/4/22)
https://publiclibrariesonline.org/2025/04/public-libraries-highlight-business-support-at-main-street-now-conference/

参考:
E2623 – 図書館のビジネス支援拡大のための広報ツールキット(米国)
カレントアウェアネス-E No.463 2023.09.07
https://current.ndl.go.jp/e2623

E2491 – 図書館のビジネス支援活動を推進するガイドブック(米国)
カレントアウェアネス-E No.434 2022.05.12
https://current.ndl.go.jp/e2491

北米の都市図書館協議会(ULC)、図書館のビジネス支援サービスの経済効果を測定するツールに関する報告書を公開 [2022年09月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/46887

米国図書館協会(ALA)、図書館のビジネス支援活動を推進するイニシアチブ“Libraries Build Business”の報告書を公開 [2022年09月16日]
https://current.ndl.go.jp/car/46844