2025年2月5日、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)が、会員機関による2023年のオープンアクセス(OA)論文の出版状況を発表しました。
発表では、2023年には合計で約120万件の論文が出版されているが、2022年からの増分は4%にとどまり(前年の増分の4分の1、長期平均の10分の1に相当)、成長が大幅に鈍化していることや、完全OAジャーナルでの出版数が初めて減少する一方、ハイブリッドOAでは増加していることなどが述べられています。
Fully OA journals output shrank in 2023, but hybrid OA made up the lost ground (OASPA, 2025/2/5)
https://www.oaspa.org/news/fully-oa-journals-output-shrank-in-2023-but-hybrid-oa-made-up-the-lost-ground/
参考:
オープンアクセス学術出版協会(OASPA)、オープンアクセス出版の公平性向上に向けた推奨事項を発表 [2024年12月04日]
https://current.ndl.go.jp/car/231075
オープンアクセス学術出版協会(OASPA)、加盟機関が2022年に出版したオープンアクセス論文のライセンス種類別統計を公表:2022年のCC BY論文は約89万3,000本 [2024年02月14日]
https://current.ndl.go.jp/car/210261