2025年1月31日、独立行政法人国立公文書館により国際オンラインセミナー「紙媒体のアーカイブズ資料の保存修復」が開催されます。
国内外のアーカイブズ機関における実務者を対象とした国際オンラインセミナーであり、同館として初の取組とあります。
主なプログラムは次のとおりです。
●セッション1:高温多湿の自然環境下におけるアーカイブズ資料の保存管理
・課題の報告
Tran Viet Hoa氏(ベトナム国家記録アーカイブズ局国立第3アーカイブズ・センター長)
Wiwi Diana Sari氏(インドネシア国立公文書館保存部長)
Timoci Balenaivalu氏(フィジー国立公文書館プリンシパル・アーキビスト、国際公文書館会議太平洋地域支部(PARBICA)議長)
・コメント
青木睦氏(学習院大学非常勤講師、元国文学研究資料館准教授)
国立公文書館職員
●セッション2:アーカイブズ資料の水損被害への対応と復旧
・事例報告
Qahera binti Alian氏(マレーシア国立公文書館(ANM)助言・研修担当アーキビスト)
Brandon Oswald氏(島嶼文化アーカイブサポート(ICAS)常任理事、PARBICAメンバー)
・コメント
青木睦氏
国立公文書館職員
●全体を通じての質疑応答、意見交換
用語は英語です(日英同時通訳付き)。参加に当たっては、事前の申込みが必要です。
国際オンラインセミナー「紙媒体のアーカイブズ資料の保存修復」の開催について [PDF:2ページ]
https://www.archives.go.jp/news/pdf/20250110.pdf
参考:
竹内秀樹. 気候変動時代における図書館・文書館資料の環境管理:持続可能な資料保存へ. カレントアウェアネス. 2024, (362), CA2075, p. 10-12.
https://current.ndl.go.jp/ca2075
久永茂人. 被災した紙資料の救出・修復 . カレントアウェアネス. 2013, (315), CA1791, p. 21-27.
http://current.ndl.go.jp/ca1791