2024年11月11日付けで、米国大学・研究図書館協会(ACRL)のブログACRLogに、図書館利用者の孤独とそれに対する図書館の取組に関する記事“Library Patron Loneliness: Strategies for Building Community and Connection”が掲載されています。著者は、米・デンバー大学図書館のAlejandro Marquez氏とジェファーソン郡公共図書館のBrady Niemitalo Woods氏です。
孤独は、単に一人でいるというだけではなく、人とつながっていないと感じること(feeling of disconnectedness)でもあり、精神的健康だけでなく身体的健康にも影響を及ぼすものであると述べられています。図書館は長い間、人々がつながり、学び、他者と関わることができるコミュニティスペースとしての役割を果たしてきたものの、デジタル時代においては、図書館利用者の孤独がますます大きな懸念事項となっているとあります。
記事では、図書館における孤独の問題を探り、図書館員がそれに対処するための方法について紹介されています。
Library Patron Loneliness: Strategies for Building Community and Connection(ACRLog, 2024/11/11)
https://acrlog.org/2024/11/11/library-patron-loneliness-strategies-for-building-community-and-connection/
参考:
学生のメンタルヘルス支援における、教育実践を通した大学図書館員の役割(文献紹介)[2023年10月30日]
https://current.ndl.go.jp/car/194770
英国の大学図書館における学生のメンタルヘルス・良好な精神状態への支援:新型コロナウイルス感染症の拡大以前との比較(文献紹介) [2020年10月19日]
https://current.ndl.go.jp/car/42295