米国の公共図書館の統計・概況調査、2010年度版が公開(米国)

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が2010年度の公共図書館統計“Public Libraries in the United States Survey”を公表しています。蔵書冊数、歳入・歳出、職員、各種のパフォーマンス指標、インターネット、貸出件数、レファレンスサービス件数、図書館利用者数などの概況がカバーされているものです。

これについてIMLSの会長Susan Hildrethが、IMLSの公式ブログに記事を掲載し、いくつかの主要な数値を紹介しています。ここでは、
・公共図書館は2億9,760万にサービスを提供した
・貸出件数24億6,000万件のうち、子ども向けの資料は3分の1を占めた
・プログラムは375万件提供され、このうち61.7%は子ども向けのものである
・公共図書館における電子書籍の数は2003年から3倍に増加している
・コンピューターの数は過去10年間で倍増している
などが言及されています。

Public Libraries in the United States Survey: Fiscal Year 2010
http://www.imls.gov/research/public_libraries_in_the_us_fy_2010_report.aspx

Public Libraries in the United States Survey Fiscal Year 2010(2013年1月付け, 52ページ)
http://www.imls.gov/assets/1/AssetManager/PLS2010.pdf

New Report Shows Trends in U.S. Library Service(UpNext: The IMLS Blog 2013/1/22付け)
http://blog.imls.gov/?p=2645