2019年6月5日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、公共図書館の概況調査の2016年会計年度版のレポートを公開しました。
1988年から開始された同調査は、全米の1万7,000を超す図書館、分館、自動車図書館を含む約9,000の図書館機構(public library system)における図書館利用、経営状態、職員数に関する統計を分析したものです。
今回の報告書の特徴として
・公共図書館のサービスエリアに居住する米国人の半分を占める1億7,100万人以上の住民が利用者登録をし、13億5,000万回図書館を訪問した
・公共図書館は2015年より50万回以上のプログラムを提供した
・公共図書館で利用可能な電子情報資源(オーディオ・ビデオ・電子書籍)は増加傾向で、3億9,100万点を超す電子書籍が提供されている
といった点を挙げています。
IMLSでは、今回調査の統計データを用いて、自館と他館との比較などが可能な対話型ツール“Library Search & Compare”の公開もあわせて発表しています。
In One Year, People Visited Public Libraries More Than a Billion Times(IMLS,2019/6/5)
https://www.imls.gov/news/one-year-people-visited-public-libraries-more-billion-times
Public Libraries in the United States Survey: Fiscal Year 2016(IMLS)
https://www.imls.gov/publications/public-libraries-united-states-survey-fiscal-year-2016
https://www.imls.gov/sites/default/files/publications/documents/public-libraries-united-states-survey-fiscal-year-2016.pdf
※2つ目のリンクは本文[PDF:3MB]です。
Library Search & Compare(IMLS)
https://www.imls.gov/labs/
参考:
米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、公共図書館の統計・概況調査の2015年度版のレポートを公開
Posted 2018年8月3日
http://current.ndl.go.jp/node/36440