米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、公共図書館の概況調査の2017年度版のレポートを公開

2020年7月16日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、公共図書館の概況調査の2017年会計年度版のレポートを公開しました。

1988年から開始された同調査は、全米の1万7,000を超す図書館、分館、自動車図書館で構成される約9,000の図書館機構(public library system)における図書館利用、経営状態、職員数、資料に関する統計を分析したものです。

今回の報告書の結果が以下のように紹介されています。

・公共図書館がサービスを提供している地域に住む3億1,200万人の55パーセントにあたる1億7,200万人を超す登録利用者が、2017年に13億2,000万回公共図書館を訪れた(平均年4回訪問)

・公共図書館では2017年に、2016年より20万件多い560万件のプログラムを提供し、2016年より500万人多い1億1,800万人以上が参加した。子どもおよびヤングアダルト向けのプログラムが大部分を占めている。

・オーディオ、ビデオ、電子書籍といった公共図書館で利用できる電子資料の数が2017年も引き続き増加しており、4億6,350万回以上貸し出されている。

People Visited Public Libraries More Than a Billion Times in One Year(IMLS,2020/7/16)
https://imls.gov/news/people-visited-public-libraries-more-billion-times-one-year

Public Libraries in the United States Survey: Fiscal Year 2017, Volume 1
https://www.imls.gov/publications/public-libraries-united-states-survey-fiscal-year-2017-volume-1
https://www.imls.gov/sites/default/files//publications/documents/publiclibrariesintheunitedstatessurveyfiscalyear2017volume1.pdf
※リンクの2つ目が報告書本文です[PDF:6.98 MB]。

参考:
米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、公共図書館の概況調査の2016年度版のレポートを公開
Posted 2019年6月6日
https://current.ndl.go.jp/node/38296