2024年10月8日と9日に、国立情報学研究所(NII)の主催により、「研究データエコシステム構築事業シンポジウム2024―地域の力で切り開く、研究データ管理のこれから―」が、一橋大学一橋講堂及び中会議場(東京都千代田区)における会場参加とオンラインで開催されます。
NIIは、デジタル技術とデータ活用による研究活動の変革(研究DX)を全国的に促進するため、「ユースケースの形成、普及」「データ共有・利活用の促進」「研究デジタルインフラ等の効果的活用」を一体的に進めることを目的とした文部科学省の事業である「AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業」を受託し、実施に取り組んでいます。
今回のシンポジウムでは、政策的な観点と利用者の視点の両面からエコシステムの構築に向けて議論するとしています。
10月8日は、関本義秀氏(東京大学空間情報学研究センター長)による講演「分野融合課題「空間情報」」のほか、研究データエコシステム事業のユースケース課題として採択された多彩な研究テーマの紹介、パネルディスカッション、フラッシュトーク、ポスターセッション等が行われます。
10月9日は、基調講演のほか、同事業に取り組んでいる中核機関群による活動・計画報告、パネルディスカッション「研究データ管理をスタートするための最大の課題は?」等が行われます。2023年度に開始した地域コミュニティでの普及活動である「研究データ管理スタートアップ支援事業」の最新状況についても共有するとあります。
参加費は無料で、定員は会場参加が200人(オンラインは制限なし)です。参加に当たって事前の申込みが必要です。
研究データエコシステム構築事業シンポジウム2024
https://rdes.rcos.nii.ac.jp/
AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業(NII)
https://www.nii.ac.jp/creded/nii_ac_jp_creded.html
参考:
E2695 – 「これからの地域資料データの継承・共有を考える」<報告>
カレントアウェアネス-E No.479 2024.05.16
https://current.ndl.go.jp/e2695