Sakana AI株式会社、浮世絵風画像生成モデルと浮世絵カラー化モデルを公開

2024年7月21日、東京に拠点を置くAI研究企業であるSakana AI株式会社が、日本の美を学んだAIとして、浮世絵風画像生成モデル“Evo-Ukiyoe”と、浮世絵カラー化モデル“Evo-Nishikie”を公開しました。

同社が構築した日本語対応画像生成モデルを基盤とし、また浮世絵画像を大規模に学習することで、日本語に対応し、かつ浮世絵の特徴を学んだ画像生成モデルができたとしています。AIが浮世絵について学ぶための学習データセットには、立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)所蔵浮世絵作品のデジタル画像2万4,038枚が利用されました。

Evo-Ukiyoeは日本語のプロンプトを入力すると浮世絵風の画像を生成し、Evo-Nishikieは単色摺の浮世絵(墨摺絵等)を入力すると多色摺の浮世絵(錦絵)風の画像を生成するとあります。

日本の美を学んだAI:浮世絵風画像生成モデルEvo-Ukiyoeと浮世絵カラー化モデルEvo-Nishikieを公開(Sakana AI, 2024/7/21)
https://sakana.ai/evo-ukiyoe/

参考:
E2179 ― AI技術を取り入れた「くずし字翻刻学習・指導システム」
カレントアウェアネス-E No.377 2019.10.10
https://current.ndl.go.jp/e2179