2024年4月19日、株式会社紀伊國屋書店が、電子図書館サービスKinoDenにおいて、講談社の電子書籍を大学図書館向けにサブスクリプションモデルで販売すると発表しました。
発表によると、KinoDenでは初めてとなる同時アクセス無制限のライセンス許諾での提供となります。大学図書館は、講談社が図書館向けに提供する約8,800点(2024年4月時点)の中から自由にタイトルを選書してパッケージを作成することが可能です。
発表では、提供開始のきっかけとして、早稲田大学図書館と慶應義塾大学メディアセンターによる「早慶和書電子化推進コンソーシアム」のプロジェクトについて言及しています。同プロジェクトでは紀伊國屋書店が講談社と協働して、KinoDenにおいて電子書籍をサブスクリプションモデル・同時アクセス無制限のライセンス許諾で実験的に提供しました。
KinoDen 大学図書館向けに講談社電子書籍をサブスクリプションモデルで販売開始(紀伊國屋書店, 2024/4/19)
https://corp.kinokuniya.co.jp/press-20140419/
参考:
E2575 – 早慶和書電子化推進コンソーシアム:早慶の新たな取り組み
カレントアウェアネス-E No.451 2023.02.02
https://current.ndl.go.jp/e2575