英国物理学会出版局(IOP Publishing)、“Open Access Switchboard”とパートナーシップを締結

2024年1月30日、英国物理学会出版局(IOP Publishing)が、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)が主導する“Open Access Switchboard”(OA Switchboard)と連携すると発表しました。

OA Switchboardは、資金提供者・研究機関・出版者がオープンアクセス(OA)に関する情報を交換するハブを提供し、情報伝達やメタデータ交換の効率化を行っています。

今回の連携により、同出版局のジャーナル又はパートナージャーナルにOA論文が掲載されると、OA Switchboardにアクセスできる学術機関や研究助成機関に自動的に通知が届くようになるとあります。これにより、出版されたOA研究の可視性が向上し、機関や研究助成機関は、参加出版社のOA出版データを一元的な情報ハブを通して把握できるようになるとしています。

両者のパートナーシップは2024年初めに開始され、まず1年間適用されます。

IOP Publishing joins OA Switchboard to streamline open access reporting (IOP Publishing, 2024/1/30)
https://ioppublishing.org/news/iop-publishing-joins-oa-switchboard-to-streamline-open-access-reporting/

参考:
OA Switchboard、オープンアクセス書籍専用のパイロット版の運用を2024年1月に開始すると発表 [2023年12月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/202289

“Open Access Switchboard”、研究資金情報を共有するための新たなパイロットプロジェクトを実施すると発表 [2023年03月13日]
https://current.ndl.go.jp/car/174007