米国著作権法上の保護期間が終了し2024年からパブリックドメインとなる著作物(記事紹介)

2023年12月20日、米国デューク大学ロースクールのパブリックドメイン研究センター(Center for the Study of the Public Domain:CSPD)が、公式X上で、2024年から米国でパブリックドメインとなる著作物に関する、同センターのブログ記事を紹介しています。

記事では、米国著作権法上の保護期間が終了し、2024年1月1日からパブリックドメインとなる著作物を紹介しています。米国著作権法は1998年の法改正で、1923年から1977年の間に発行された著作物に95年の保護期間を与えているため、1928年に米国で発行された著作物が2024年1月1日からパブリックドメインとなるとあります。

対象となる代表的な著作物として、D・H・ローレンスの『チャタレイ夫人の恋人』、ヴァージニア・ウルフの『オーランドー』等の文学作品や、コール・ポーターの“Let’s Do It (Let’s Fall in Love)”等の音楽作品のほか、ウォルト・ディズニーとアブ・アイワークス監督の『蒸気船ウィリー』等の映画作品が挙げられています。

@DukeCSPD(X, 2023/12/20)
https://twitter.com/DukeCSPD/status/1737149195918938134

January 1, 2024 is Public Domain Day: Works from 1928 are open to all, as are sound recordings from 1923!(CSPD)
https://web.law.duke.edu/cspd/publicdomainday/2024/

関連:
Mickey, Disney, and the Public Domain: a 95-year Love Triangle(CSPD)
https://web.law.duke.edu/cspd/mickey/

参考:
米国著作権法上の保護期間が終了し2023年からパブリックドメインとなる著作物(記事紹介) [2023年01月05日]
https://current.ndl.go.jp/car/169507

CA1232 – 「適切なバランス」を確保した米国著作権法 / 川西晶大
カレントアウェアネス No.233 1999.01.20
https://current.ndl.go.jp/ca1232