2023年9月1日、日本学術会議オープンサイエンスを推進するデータ基盤とその利活用に関する検討委員会が主催し、公開シンポジウム「研究の自動化とAIが切り拓く科学と社会」が、一橋大学一橋講堂(東京)及びオンラインで開催されます。
同シンポジウムでは、オープンサイエンスとデータ駆動型科学の中でも特にそのポテンシャルを最大限に活かしている研究自動化(ARW)に焦点をあてて、世界と日本の状況、アカデミアと企業の取組を紹介するとともに、科学の新しいパラダイム構築に向けた対話の場を設けるとしています。
参加は無料で、現地会場の定員は500人です。参加には事前申込が必要です。
主な内容は以下のとおりです。
●オープニング
・開会と趣旨説明
喜連川優氏(日本学術会議連携会員、オープンサイエンスを推進するデータ基盤とその利活用に関する検討委員会委員長、情報・システム研究機構長、東京大学特別教授)
・文部科学省からの挨拶
●セッション1「ARWを知る」
・基調講演1「実験室のシステム化:その世界的動向と展望」
一杉太郎氏(日本学術会議特任連携会員、東京大学大学院理学系研究科化学専攻教授)
・基調講演2「AI・ロボティックバイオロジーが切り拓く世界」
夏目徹氏(産業技術総合研究所細胞分子工学研究部門首席研究員)
・基調講演3「AI for Science: AI サロゲート、基盤モデル for Scienceから、AGI科学者による科学イノベーションの大幅な躍進」
松岡聡氏(理化学研究所計算科学研究センター長)
●セッション2「ARWを支える」
・企業の視点より1「企業における自動化・自律化ラボラトリーの活用に向けた取組と期待」
青柳岳司氏(旭化成デジタル共創本部インフォマティクス推進センタープリンシパルエキスパート)
・企業の視点より2「工場におけるオートメーションと技術(仮)」
秋田裕之氏(三菱電機インダストリー・モビリティー戦略室技術ユニット長)
・知財、法制度の視点から
生貝直人氏(一橋大学大学院法学研究科教授)
・ロボットとマルチモーダル大規模言語モデルの融合の視点から
原田達也氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)
●セッション3「ARWの可能性と課題」
・パネルディスカッション
モデレータ:喜連川優氏
パネリスト:一杉太郎氏、夏目徹氏、林和弘氏(日本学術会議連携会員(特任)、オープンサイエンスを推進するデータ基盤とその利活用に関する検討委員会副委員長、文部科学省科学技術・学術政策研究所データ解析政策研究室長)ほか登壇者、加賀谷博昭氏(川崎重工技術開発本部副本部長 兼 システム技術開発センター長)、三枝信子氏(日本学術会議第三部会員、オープンサイエンスを推進するデータ基盤とその利活用に関する検討委員会幹事、国立環境研究所地球システム領域長)、中野美由紀氏(日本学術会議連携会員、津田塾大学学芸学部教授、情報・システム研究機構非常勤理事)、菅野智子氏(東京大学生産技術研究所教授)
●クロージング
・閉会の挨拶
菱田公一氏(日本学術会議副会長、第三部会員、明治大学研究・知財戦略機構特任教授)
公開シンポジウム「研究の自動化とAIが切り拓く科学と社会」(日本学術会議)
https://www.scj.go.jp/ja/event/2023/350-s-0901.html
https://www.scj.go.jp/ja/event/pdf3/350-s-0901.pdf
※2つ目のURLはちらし[PDF:762KB]です。