2023年6月1日、一般社団法人図書館等公衆送信補償金管理協会(SARLIB)が、ウェブサイトを開設したことを発表しました。
SARLIBは、図書館等公衆送信補償金制度に対応して、補償金の徴収・分配を行う団体として、2022年に権利者団体および出版者団体14団体によって設立されたとしています。
図書館等公衆送信補償金制度は、2021年の著作権法改正により、一定の図書館等において図書館資料の一部分をメール等で送信することが可能とされた際、図書館等の設置者が権利者へ補償金を支払う制度です。
ウェブサイトでは、同制度についての説明、「図書館等における複製及び公衆送信ガイドライン」、「図書館等公衆送信補償金規程」などが掲載されています。
一般社団法人図書館等公衆送信補償金管理協会
https://www.sarlib.or.jp/
※新着情報に2023年6月1日付で「SARLIBのサイトを開設いたしました」とあります。
参考:
文化庁、図書館等公衆送信補償金に関する指定管理団体として「一般社団法人図書館等公衆送信補償金管理協会(SARLIB)」を指定 [2022年11月18日]
https://current.ndl.go.jp/car/47213
文化庁、一般社団法人図書館等公衆送信補償金管理協会(SARLIB)が申請した図書館等公衆送信補償金の額を認可 [2023年03月30日]
https://current.ndl.go.jp/car/175607
図書館等公衆送信サービスに関する関係者協議会、「図書館等における複製及び公衆送信ガイドライン」を制定 [2023年06月05日]
https://current.ndl.go.jp/car/182804
E2412 – 令和3年著作権法改正:図書館関係の権利制限規定の見直し
カレントアウェアネス-E No.418 2021.08.19
https://current.ndl.go.jp/e2412