米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)、2022年の年次会計報告書を公開

2022年3月17日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)は2022年の年次会計報告書を公開したことを発表しました。

同報告書は、米国行政管理予算局(Office of Management and Budget)の要請に応じて作成された、2021年10月1日から2022年9月30日までの2022会計年度におけるIMLSの財政状況を報告したものです。

発表の中では、同会計年度におけるIMLSの主要な事業として、“National Museum of the American Latino”と協定を結び、芸術管理に焦点を当てたフェローシップ創設・支援のために4,000万ドルを使用したことが述べられています。そのほか、米国救済計画法(ARP Act)に基づいた1,525万5,733ドルの助成金を2021年10月に発表し、応募があった572件のうち390件のプロジェクトが採択されたこと等が挙げられています。

IMLS Releases FY 2022 Annual Financial Report(IMLS, 2023/3/17)
https://imls.gov/news/imls-releases-fy-2022-annual-financial-report

参考:
米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)、2021年の年次会計報告書を公開:米国救済計画法に基づく1億7,800万ドルの支援等 [2021年11月17日]
https://current.ndl.go.jp/car/45189

E2431 – コロナ禍における米国の図書館支援政策
カレントアウェアネス-E No.422 2021.10.14
https://current.ndl.go.jp/e2431

CA2000 – 動向レビュー:米国のIMLSが戦略的5か年計画で描くこれからの図書館像-地域変革における触発機能- / 豊田恭子
カレントアウェアネス No.348 2021年06月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2000