オープンアクセス出版社・PLOS、出版プロセスでの不正への対応やコミュニケーションに関するポリシーを公開

2023年2月15日、オープンアクセス出版社・PLOSが、2つのポリシー“Manipulation of the Publication Process”と“Standards for Professional Conduct”の策定を発表しました。

“Manipulation of the Publication Process”は、「論文工場」や査読の操作等の出版プロセスにおける不正な操作への対応に関するポリシーです。発表の中では、不正な操作が疑われる場合、具体的な証拠がなくても論文を却下・撤回する可能性があると述べられています。ポリシーでは、著者が避けるべき行動やPLOSの対応が示されています。

“Standards for Professional Conduct”は、出版プロセスにおけるコミュニケーションに関する基準を示したポリシーです。PLOSのスタッフや、著者・査読者・読者といった関係者に期待するコミュニケーションのあり方やPLOSの対応を示すものであると述べられています。誹謗中傷や差別的言動を容認しないこと、PLOSが措置を講じる基準等がまとめられています。

New policies address paper mills and unprofessional conduct(PLOS, 2023/2/15)
https://theplosblog.plos.org/2023/02/new-policies-address-paper-mills-and-unprofessional-conduct/

Ethical Publishing Practice(PLOS ONE)
https://journals.plos.org/plosone/s/ethical-publishing-practice

参考:
PLOS ONEが、査読操作があったとされた100 以上の論文を撤回(記事紹介)[2022年08月18日]
https://current.ndl.go.jp/car/46685

E2550 – 「論文工場(paper mill)」へ取るべき行動:COPE報告書
カレントアウェアネス-E No.446 2022.10.27
https://current.ndl.go.jp/e2550

CA1829 – 査読をめぐる新たな問題 / 佐藤 翔
カレントアウェアネス No.321 2014年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1829