米国Creative Commons、パブリックドメインマークを発表

2010年10月11日、米国のCreative Commonsが、著作権保護対象外の資料をインターネットを通じて容易に提供できるようにするためのツールとして、パブリックドメインマーク(Public Domain Mark)を発表しました。また、Creative Commonsのプレスリリースによると、パブリックドメインマークの最初の大規模な採用者は欧州デジタル図書館“Europeana”となるとのことで、2011年半ばまでに、Europeanaのポータルサイトで提供される著作権保護対象外の資料に対しては、パブリックドメインマークがつけられるようです。なお、この件に関するEuropeana側からの発表は、10月14日から15日にオランダ・アムステルダムで開催される“Europeana Open Culture 2010 Conference”の場で行われるようです。

Public Domain Mark 1.0
http://creativecommons.org/publicdomain/mark/1.0/

Creative Commons launches Public Domain Mark; Europeana and Cultural Heritage Institutions lead early adoption (2010/10/11付け Creative Commonsのプレスリリース)
http://creativecommons.org/press-releases/entry/23755

Europeana Open Culture 2010 Conference
http://version1.europeana.eu/web/europeana-plenary-2010/

参考:
米Creative Commons、「著作権なし」のためのライセンスを策定
http://current.ndl.go.jp/node/12150

E1043 – 「Europeanaパブリックドメイン憲章」が公表される
http://current.ndl.go.jp/e1043