2022年12月6日、北米研究図書館協会(ARL)が、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)政策指針の著作権への影響に関するFAQを公開したと発表しました。
2022年8月にOSTPが発表した、連邦政府から助成を受けた研究の成果の即時オープンアクセス(OA)化を求める政策指針について、新たなコンテンツにどのような影響があるのか、図書館員や研究者、管理職者等から疑問を呈していたということが述べられています。
FAQの中では、新たな政策指針はどのようなものか、政策指針の中で著作権についてはどのように述べられているのか、ライセンスはどのように機能するのか、新たな政策指針の利点は何か、小規模の機関にはどのような影響があるか、等の疑問についてまとめられています。
ARL Addresses Copyright Implications of OSTP Public-Access Guidance in FAQs(ARL, 2022/12/6)
https://www.arl.org/blog/arl-addresses-copyright-implications-of-ostp-public-access-guidance-in-faqs/
What Are the Copyright Implications of the New OSTP Public-Access Guidance? [PDF:3ページ]
https://www.arl.org/wp-content/uploads/2022/12/Copyright-public-access.pdf
参考:
北米研究図書館協会(ARL)、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)の2013年と2022年のパブリックアクセス政策指針を比較する表を公開 2022-11-01
https://current.ndl.go.jp/car/47093
米国大統領府科学技術政策局(OSTP)、連邦政府から助成を受けた研究の成果の即時公開を求める政策指針を発表 2022-08-29
https://current.ndl.go.jp/car/46729
ARL等、科学技術政策局(OSTP)の“公的助成研究成果OA指令”に関し声明を公表 2013-04-18
https://current.ndl.go.jp/car/23366