カレントアウェアネス
No.356 2023年6月20日
CA2044
動向レビュー
「わざわざ系本屋」の系譜―多様化する本屋と、そこに注がれる眼差し
本屋さんウォッチャー:どむか
1. はじめに
最近、本屋がメディアで取り上げられることが増えているように思える(1)。出版業界全般では暗い話題が多いが、「シェア型/棚貸し本屋」など新たな動きについての記事をしばしば目にする。今回はこうした本屋の新しい動きについて取り上げたいが、それらをどのような言葉で括ればよいのか。「独立(系)本屋」と評されることが多いが、厳密に定義されているわけではない。米国書店協会(2)などの団体があれば加入の有無での判断が可能だが、そもそも個人書店の集まりである日本書店商業組合連合会(3)にこれらの本屋は加盟していないことが多い。決定版の名称が浮かばないのだが、今のところ、「わざわざ行きたい本屋さん」というのが近いのではないかと思っている。以下、本稿では「わざわざ系本屋」と略して使いたい。なお、「本屋」と「書店」はほぼ同義に使われているが、内沼晋太郎(以下、敬称略)が『これからの本屋読本』のなかで、「書店」はやや「空間」「場所」寄り、「本屋」はやや「人」寄りであると、「定有堂書店」(4)の奈良敏行によるコメントを引いて、説明している(5)。「わざわざ系本屋」は、「人」にスポットが当たることが多く、ゆえに本稿ではその例に倣って「本屋」のほうを使いたいと思う。
2. 旧来の「わざわざ系本屋」に注目
筆者が本格的に「本屋」に注目し始めたのは、大学時代に季刊誌『本屋さんか:本屋をめぐる井戸端会議マガジン』(6)を作るようになってからである。本を読むのは好きであったが、本を読むとの同じくらい本屋に行くことが好きであった。そこで「本屋」にスポットを当てた雑誌を作ることにした。今なら個人の趣味で作る自費出版物であるZINEに分類されるかもしれないが、当時はミニコミ、リトルマガジンと呼ばれた。1984年8月に創刊号を発行したが、今日のように「本屋」が話題として取り上げられることは少なく、珍しがられ、メディアにも多く取り上げられた。最多で4,000部ほど発行、手分けして本屋に直接配本した。大学卒業のタイミングで、11号(1988年5月刊行)と別冊1冊を出し休刊したが、通底していたのは「わざわざ本屋に行こう」というメッセージであった。今日では書名や雑誌の見出しで「わざわざ行きたい本屋」といったフレーズを目にするが、「わざわざ」という単語で括ると、最近話題になっている本屋のイメージを浮かび上がらせることができるように思うのだ。
卒業後は会社勤めをしているが、本屋好きは変わることがなく、「どむか」というペンネームで趣味の範囲でメルマガを発行したり、雑誌などへ寄稿している。その時に肩書を求められることがあり、本屋の動きを見続けているということで「本屋さんウォッチャー」を名乗ることにした。
大学4年生の時に『東京ブックマップ』で東京の特色のある本屋を取材したことも、現在の本屋さんウォッチャーとしての活動の土台になっている。当時、ブックマップは地方から東京に出てきた学生にとって本を探すためのバイブル的な存在であった。情報は本から入手するしかなく、目的の本を扱っている本屋情報が求められていたのである。本屋の取材を担当した『東京ブックマップ』1988年版(7)で、専門書店ガイドでは、「海外」「文化」「社会」「自然科学」の大項目の下に、例えば「海外」であれば「一般洋書店」「専門洋書店」「英語以外の洋書店」「中国関係」など「わざわざ行く」ための独自の小項目を設けた。当時は、ライフスタイル重視のセレクトショップ的な分類はなかった。今に続く店を幾つか挙げると、「東方書店」(8)「内山書店」(9)(中国関係)、「教文館」(10)(キリスト教)、「檜書店」(11)(古典芸能)、「クレヨンハウス」(12)(児童書・絵本)、「模索舎」(13)(社会問題)などである。新しい本屋に注目が集まりがちだが、このような旧来の「わざわざ系本屋」にも注目しておきたい。
3. 「シン・わざわざ系本屋」
旧来の「わざわざ系本屋」と区別するために最近話題となっている店を、「シン・わざわざ系本屋」とすると、1990年~2000年頃でそれらを区分けするのが良いかと思われる。個人商店として「ヴィレッジヴァンガード」(14)が開店したのが1986年で、1998年に東京都・下北沢に進出する。本と雑貨を区分けなく配置したスタイルは斬新だった。「BOOK OFF」(15)の1号店は1990年に開店した。それまでは古本屋での修行を経て、お店を構えることが多かったが、「BOOK OFF」は値付けなど古書店業務をマニュアル化した。今までの商慣習を打ち破ったことが取り上げられるが、古本と新刊書の境界線を曖昧にしたことにこそ注目すべきであると思う。「シン・わざわざ系本屋」では、新刊と古本を並べて販売していることが多いが、当時はご法度であったのだ。なお、Amazonが日本でサービスを開始したのが2000年(16)である。
「シン・わざわざ系本屋」に影響を与えたイベントとして「本の学校・大山緑陰シンポジウム」(17)と「新世紀書店」、その後の本屋講座を挙げておきたい。「本の学校・大山緑陰シンポジウム」は1995年から5年間、「地域から描く21世紀へのビジョン」を総合テーマに大山(鳥取県)で開催された。「本の学校」ウェブサイトでは、「地方のユニークな本屋などにつながった」ことを成果の一つとしている。「田村書店」に勤めていた安藤哲也が、このシンポジウム(第2回)に参加し、「定有堂書店」の奈良敏行の言葉に刺激を受けて「往来堂書店」(18)を作ったと『本屋はサイコー!』(19)で述べている。「新世紀書店」の記録は『新世紀書店 自分で作る本屋のカタチ』(20)にまとめられている。同イベントは2004年11月に東京都・渋谷のギャラリーで開催された。ギャラリー内に5つの書店「ブックショップ・イン・ブックショップ」を作り、新しい書店の提案を試みた。その後、本屋になるために役立つ本として「リブロ」出身で「本屋Title」(21)店主である辻山良雄『本屋、はじめました』(22)、内沼晋太郎『これからの本屋読本』(23)などが出版されたが、そこには資金計画や仕入れ方法が具体的に示されている。業界内では知られていたが、表立って語るのは憚れた内容が、白日の下に晒されていったのである。
「本屋になるには」といった講座が出現したのもこの頃からである。記憶の範囲では池袋コミュニティ・カレッジ(東京都)で2004年4月~8月に行われた「講座太陽 本屋さんの仕事」(24)が最も早い。講師は、永江朗(フリーライター)×中山亜弓(タコシェ(25)、開店1993年)×林香公子(ブックファースト渋谷店、同1998年)、江口宏志(ユトレヒト(26)、同2002年)×幅允孝(ブック・コーディネーター)、安岡洋一(ハックネット、同1996年)、北尾トロ(ライター)×佐藤真砂(古書日月堂(27)、同1996年)、堀部篤史(恵文社一乗寺店(28)、同1975年;CA1798参照)で、当時注目を集めていた本屋の店主が多く登場していた。
2012年には京都芸術大学・芸術学舎で「いつか自分だけの本屋を持つのもいい」が開かれた。幅允孝、江口宏志×中西孝之(スクー(29))、森岡督行(森岡書店(30)、同2006年)、三田修平(BOOK TRUCK(31)、同2012年)、佐藤真砂らが講師を務めた。本講座は2013年秋、2014年夏にも行われ、内沼晋太郎(B&B(32)、同2012年)、中村秀一(スノウショベリング(33)、同2012年)、山崎有邦(オヨヨ書林(34)、同2004年)、ナカムラクニオ(6次元(35)、同2008年)、宇田智子(市場の古本屋ウララ(36)、同2011年)、高橋和也(SUNNY BOY BOOKS(37)、同2013年)らが登壇した。
2014年には横浜BUKATSUDO(38)で内沼晋太郎が「これからの本屋講座」を、「双子のライオン堂」(39)の竹田信弥と「BOOKSHOP TRAVELLER」(40)の和氣正幸が「本屋入門」(41)をスタートさせて、その後も回数を重ね、「Cat’s Meow Books」(42)(同2017年)、「ワグテイルブックストア」(43)(同2020年)など、受講を通して本屋を始める人材を輩出している。
本屋に関する講座が開かれ始めた1990年代以降に開店した「シン・わざわざ系本屋」は、「蟲文庫」(44)(同1994年)、「ブックカフェ火星の庭」(45)(同2000年)、「ブックス・キューブリック」(46)(同2001年)、「COW BOOKS」(47)(同2002年)、「ガケ書房」、「Calo Bookshop&Cafe」(48)(同2004年)、「なタ書」(49)、「スタンダードブックストア」(50)(同2006年)、「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」(51)、「6次元」(52)、「橙書店」(53)(同2008年)、「本は人生のおやつです」(54)(同2010年)、「代官山蔦屋」(55)(同2011年)、「東京天狼院」(56)(同2013年)、「READAN DEAT」(57)(同2014年)、「ホホホ座浄土寺店」(58)、「誠光社」(59)(同2015年)、「本屋Title」(60)(同2016年)などがある。
4. 「シン・わざわざ系本屋」最近の動向
最近の「わざわざ系」については、本屋を取り上げる雑誌の特集やムック・単行本が増えているのでウォッチしやすくなっている。本章では形態別に近年の流れを見ておきたい。
冒頭でも触れたが、最近メディアに多く取り上げられているのは「シェア型本屋」(61)である。棚を区分しそこを有料で貸し出し、棚主が選んだ本を並べ販売する。棚の賃料に加えて、販売手数料を徴収するケースが多い。一箱分のスペースで自前のセレクションで本を売る形態である「一箱古本市」の流れを汲んでいる、とする記述も目にするが、もともとボックス単位でスペースを貸し出し、ハンドメイド作品やクラフト作品などの販売代行を行う「ボックスショップ/レンタルボックス」などと呼ばれる業態があり、ビジネスモデル的には、その本屋版と考えるのが良いだろう。小規模なものでは、古本屋の一角に作家が本を持ち込むコーナーが設けられることはあった。筆者自身が、東京都・西荻窪のブックカフェの一角に屋号を付けて蔵書を並べて売っていたこともある。ゆえにルーツを確定するのは難しいが、「ブックマンション」(62)(吉祥寺)、「BOOKSHOP TRAVELLER」(63)(祖師谷)、「渋谷○○書店」(64)(渋谷)、「PASSAGE by ALL REVIEWS」(65)(神保町)などをよくメディアで目にする。この中で特筆すべきは「PASSAGE」で、全ての本を単品管理し、売れるごとにすぐに棚主にそのメールが届く仕組みになっている。決済はキャッシュレスで、店舗運営を含めシステム化を図っている。棚主同士の交流などに力を入れているところも多く、これをきっかけに本屋を始める人も出始めている。ある程度の棚主を集めることで、主宰者には安定した収入が見込めるので、今後もこの形態はリスクの少ないビジネスとして広がっていくであろうが、集客にあたっては付加価値を追加していくことが成功の鍵となるだろう。
無人営業の本屋としては、古くは成人雑誌の自動販売機があるが、店舗を持つ本屋では奈良の「ふうせんかずら」(66)が先駆的な取り組みを行った。事前に登録し、ナンバーを鍵に打ち込み入店し、キャッシュレスで決済する。棚ごとにオーナーが居るので、形態は「シェア型本屋」となる。東京都・三鷹の「BOOKROAD」(67)は、カプセルトイ(ガチャガチャ)にお金を入れ、カプセルに入っている袋に本を入れて持ち帰る仕組みである。運営者の中西功は、「ブックマンション」のオーナーで吉祥寺を中心にブックイベントなども手掛けている。
実験店舗としては、小学館DIME、丸善ジュンク堂書店、セキュアによる人工知能(AI)無人店舗「DIME LOUNGE STORE」(68)が新宿住友ビルに設けられた。事前の顔認証で入店から決済まで行われる。画像解析で棚状況をリアルタイムで把握・分析する。トーハンは2023年3月20日に「山下書店世田谷店」(69)で夜間の無人営業の実証実験をスタートさせた。LINEの友だち追加で登録、スマートフォンでQRコードを読み開錠、セルフ&キャッシュレスで決済を行う。「ニコニコカドカワ祭り」ではカドカワが角川武蔵野ミュージアム「本棚劇場」を仮想現実(VR)で再現した。VR空間での棚展開は究極の無人書店と言えるかもしれない。
ホテル型では、「BOOK AND BED TOKYO」(70)が「泊まれる本屋」をコンセプトに東京都・池袋に1号店をオープンし、その後店舗を拡大している。神保町では小学館が協力して「BOOK HOTEL神保町」(71)がオープンしている。ブックホテル「箱根本箱」(72)は取次大手の日販の保養所「あしかり」をリノベーションしたもので、館内に置かれている新刊、古書、洋書約1万2,000冊はすべて購入可能である。24時間オープンの本屋とカフェを備えたホテル「ランプライトブックス」(73)は「本の世界を旅するホテル」をコンセプトに、名古屋、札幌、福岡に展開している。
本業の商品やサービスに関連する本を並べる「本業拡張型」の本屋では、2022年「SAKANA BOOKS」(74)が開店した。運営は「週刊つりニュース」で、同社のオフィスビルの一角に設けられている。2020年11月には健康食品を販売する「わかさ生活」が本社近くの京都四条烏丸に健康やビジネスに関する本を扱う「わかさ生活書店」(75)を作り、現在は名古屋で展開している。デザイン事務所の一角を本屋にした例では京都の「大喜書店」(76)が先駆だが、2018年に移転し路面店となった。フェミニズム専門の出版社「エトセトラブックス」(77)は事務所を兼ねた店舗になっている。
書店経験者の開業では、コンサルティングや「ペブルスブックス」(78)などを手掛けたフリーランス書店員・久禮亮太が2023年3月に東京都・西五反田に「フラヌ―ル書店」(79)を開いた。2022年9月には、「パン屋の本屋」(80)「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」(81)店長を歴任した花田菜々子らが「蟹ブックス」(82)を開業した。クラウドファンディングや、小さな看板が話題になった。「BOOKTRUCK」(83)を運営している三田修平は、横浜・若葉台団地の本屋の跡地に「BOOK STAND若葉台」(84)を開店。県住宅供給公社や住民有志が書店の誘致を模索する中で三田に声が掛かりプロジェクトがスタートした。書店を交流拠点の一部として、国土交通省の補助金を活用したという。
元本屋の活用では、2020年に開店の横浜市妙蓮寺の「本屋・生活綴方」(85)を取り上げておきたい。同店は児童書などを扱う「石堂書店」(86)の分店「チャイルドイシドウ」だったが、「三輪舎」(87)の中岡祐介らが中心となりZINEや詩集、エッセイなどを中心に1,500冊を取りそろえる本屋にリノベーションした。ギャラリーや、リソグラフ(デジタル孔版印刷機)を備えた作業場があり、自らZINEの印刷・発行なども手掛ける。
有料・シェアオフィス型の本屋も増えているが、その先駆けとなったのは東京都・六本木の「文喫」(88)である。「青山ブックセンター」の跡地に2018年末に開店、約3万点の本を揃え、入場料を払えばコーヒーが飲み放題である。2021年には「文喫 福岡天神」(89)もオープンさせた。本屋とシェアオフィスの融合では、TSUTAYAが「SHARE LOUNGE」(90)ブランドで展開している。ラウンジが本屋に併設されているもので、2022年12月にオープンした「TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHI」では、ライブラリー部分の本は閲覧用で非売品となっている。フリードリンク、フリースナックで、時間単位や月額で利用できる。下北沢や恵比寿ガーデンプレイスなどでは「TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHI」と同様に当初からラウンジが設けられていたが、「代官山蔦屋書店」「二子玉川蔦屋家電」などでは改装でラウンジが追加された。「丸善丸の内本店」では2022年11月に「Personal Lounge丸善の三階」(91)をかつてセミナー会場だったスペースにオープンさせた。ブックカフェでは早川書房が「喫茶室・クリスティ」を2023年2月に「サロンクリスティ」(92)にリニューアルした。時間帯によって喫茶店やパブに、休業日には執筆室として執筆や読書などに利用できる。
5. おわりに
全国の書店の総店舗数は1980年代後半をピークに下降をはじめた。アルメディアの調査(取次番線を有する書店、直取引、仲卸取次書店の一部、本部、営業所、大学売店などを含む)によると、2000年に2万1,654店だったが、2020年には1万1,024店までに減っている(93)。また、書籍・雑誌小売業の商店数のピークは1988年で2万8,216店となっている(94)。2章で『東京ブックマップ』1988年版を取り上げ当時の本屋の状況を記したが、その頃が最も書店数が多かった時期であった。書籍の売り上げのピークは1997年で1兆7,685億円だったが2020年には9,943億円にまで縮小している(95)。書籍・雑誌小売業の売場面積のピークは2007年であった(96)。書店数は減っていったが、大型店化が進み、売り上げのピークは後ろ倒しになったが、その後は店舗数・売り上げとも下降を続けている。出版・書店に関する統計自体についても、出版ニュース社の廃業により『出版ニュース』は2019年3月下旬号で休刊、『出版年鑑』も2018年版が最後となった。経済産業省の商業統計が2020年に廃止(97)、アルメディアも休業するなど、数値の推移をみることが難しくなってきた。従来から店数の数え方も集計主体により異なっているが、今回取り上げた「わざわざ系本屋」は、それらの集計から漏れているケースが多い。今後も「わざわざ系本屋」が増えていくと、実態と統計数字に乖離が生まれていく可能性もある。
今後の前向きな動きを一つ取り上げておくと、前述した安藤哲也などが「ブックストア・ソリューション・ジャパン」(BSJ)を2022年10月に立ち上げ、2023年2月に東京都からNPO法人認証を受けた(98)。出版文化産業振興財団(JPIC)が2022年12月に全国1,741市町村のうち26.2%で書店がゼロになった(99)との衝撃的な調査結果を発表した。その発表を受けて、BSJは「当たり前のように本と出合える場所があってほしい」と願い、「無書店地域に〈まちの本屋〉の復活を」「まちづくりは人づくりから」「本は人を育み、本屋は人をつなぐ」をコンセプトに、商売として成立する本屋モデルの構築を掲げ、「まちづくり」の拠点機能を備えた「新しい本屋のかたち」を地元と共に作っていきたい、としている。「わざわざ系本屋」が個人や企業の事業であることに対し、本屋の地域性、公共性を考え、無書店地域をなくそうとする組織的な取り組みに注目していきたい。身近に本屋があってこそ「わざわざ系本屋」の存在感も高まると思うからである。
(1)特集. 本屋がどんどん増えている!. 本の雑誌. 本の雑誌社, 2021, vol. 455, p. 12-37.
本屋さんが増えている. 週刊朝日. 朝日新聞出版, 2023, 2023年2月10日増大号, p. 110-113.
BOOKSHOP LOVER.
https://bookshop-lover.com/, (参照 2023-04-30).
(2)American Booksellers Association.
https://www.bookweb.org/, (accessed 2023-04-30).
(3)日本書店商業組合連合会 本屋さんへ行こう.
https://www.n-shoten.jp/, (参照 2023-04-30).
(4)2023年4月18日閉店。
定有堂書店.
http://teiyu.na.coocan.jp/, (参照 2023-04-30).
(5)内沼晋太郎. これからの本屋読本. NHK出版, 2018, p. 50-55.
(6)本屋さんか: 本屋をめぐる井戸端会議マガジン. 本屋さんか舎, 1984-1988, no. 1-11, 別冊.
本屋さんか:創刊30周年記念. 復刻版. どむか, 2014.
(7)東京ブックマップ編集委員会. 東京ブックマップ : 東京23区書店・図書館徹底ガイド. 1988年版, 書籍情報社. 1987, p. [65]-117.
(8)東方書店.
https://www.toho-shoten.co.jp/, (参照 2023-04-30).
(9)内山書店.
http://www.uchiyama-shoten.co.jp/, (参照 2023-04-30).
(10)教文館.
https://www.kyobunkwan.co.jp/, (参照 2023-04-30).
(11)檜書店.
https://www.hinoki-shoten.co.jp/, (参照 2023-04-30).
(12)クレヨンハウス.
https://www.crayonhouse.co.jp/shop/default.aspx, (参照 2023-04-30).
(13)模索舎.
https://mosakusha.com/, (参照 2023-04-30).
(14)VILLEGE VANGUARD.
https://corp.village-v.co.jp/, (参照 2023-04-30).
(15)BOOK OFF.
https://www.bookoffgroup.co.jp/corporate/history.html, (参照 2023-04-30).
(16)“アマゾンジャパンの沿革”. Amazon Newsroom.
https://amazon-press.jp/Top-Navi/About-Amazon/Milestones.html, (参照 2023-04-30).
(17)“About”. 本の学校.
https://www.honnogakko.or.jp/archives/about/history, (参照 2023-04-30).
第1回(平成7年度)大山緑陰シンポジウム記録集. 大山, 1995-09-08/10. 「本の学校」大山緑陰シンポジウム実行委員会, 1996, 291p.
第2回(平成8年度)「本の学校」大山緑陰シンポジウム記録集. 大山, 1996-09-06/08. 「本の学校」大山緑陰シンポジウム実行委員会, 1997, 369p.
第3回(平成9年度)「本の学校」大山緑陰シンポジウム記録集. 大山, 1997-07-25/27. 「本の学校」大山緑陰シンポジウム実行委員会, 1998, 516p.
第4回(平成10年度)「本の学校」大山緑陰シンポジウム記録集. 大山, 1998-08-28/30. 「本の学校」大山緑陰シンポジウム実行委員会, 1999, 362p.
第5回(平成11年度)「本の学校」大山緑陰シンポジウム記録集. 大山, 1999-09-10/12. 「本の学校」大山緑陰シンポジウム実行委員会, 2000, 402p.
(18)往来堂書店.
https://ohraido.com/, (参照 2023-04-30).
(19)安藤哲也 . 本屋はサイコー! . 新潮社 , 2001, 206p., (新潮 OH!文庫).
(20)北尾トロ, 高野麻結子編. 新世紀書店 : 自分でつくる本屋のカタチ. ポット出版, 2006, 203p.
(21)本屋Title.
https://www.title-books.com/, (参照 2023-04-30).
(22)辻山良雄. 本屋、はじめました : 新刊書店Title開業の記録. 苦楽堂. 2017, 219, 20p.
(23)内沼晋太郎. これからの本屋読本. NHK出版, 2018, 317p.
(24)江口宏志ほか. 本屋さんの仕事. 平凡社, 2005, 123p., (太陽レクチャー・ブック, 5).
(25)Welcome to TACO ché - ようこそタコシェへ –.
http://tacoche.com/, (参照 2023-04-30).
(26)Utrecht.
https://utrecht.jp/, (参照 2023-04-30).
(27)古書日月堂.
http://www.nichigetu-do.com/, (参照 2023-04-30).
(28)けいぶんしゃ.
http://www.keibunsha-store.com/, (参照 2023-04-30).
(29)Schoo.
https://schoo.jp/, (参照 2023-04-30).
(30)“@morioka_ginza”. Twitter.
https://twitter.com/morioka_ginza, (参照 2023-04-30).
(31)合同会社BOOK TRUCK.
https://booktruck.stores.jp/, (参照 2023-04-30).
(32)B&B.
https://bookandbeer.com/, (参照 2023-04-30).
(33)SNOW SHOVELING.
http://snow-shoveling.jp/, (参照 2023-04-30).
(34)オヨヨ書林.
https://oyoyoshorin.jp/about_shop/, (参照 2023-04-30).
(35)“@rokujigen_books”. Twitter.
https://twitter.com/rokujigen_books, (参照 2023-04-30).
(36)市場の古本屋ウララ.
https://urarabooks.stores.jp/, (参照 2023-04-30).
(37)SUNNY BOY BOOKS STORE.
https://sunnyboybooks.net/, (参照 2023-04-30).
(38)BUKATSUDO.
https://bukatsu-do.jp/, (参照 2023-04-30).
(39)双子のライオン堂.
https://liondo.jp/, (参照 2023-04-30).
(40)BOOKSHOP TRAVELLER.
https://traveller.bookshop-lover.com/, (参照 2023-04-30).
(41)“本屋入門~あしたから本屋さん~”. value press. 2014-10-29.
https://www.value-press.com/pressrelease/133201, (参照 2023-04-30).
(42)Cat’s Meow Books.
https://catsmeowbooks.stores.jp/, (参照 2023-04-30).
(43)ワグテイルブックストア.
https://wagtailbooks.com/, (参照 2023-04-30).
(44)蟲文庫.
https://mushi-bunko.com/, (参照 2023-04-30).
(45)ブックカフェ火星の庭.
https://www.kaseinoniwa.com/, (参照 2023-04-30).
(46)ブックス・キューブリック.
http://bookskubrick.jp/, (参照 2023-04-30).
(47)COW BOOKS.
https://cowbooks.stores.jp/, (参照 2023-04-30).
(48)Calo Bookshop and Cafe.
https://www.calobookshop.com/, (参照 2023-04-30).
(49)“なタ書”. Facebook.
https://www.facebook.com/natasyo/, (参照 2023-04-30).
(50)STANDARD BOOKSTORE.
https://www.standardbookstore.net/, (参照 2023-04-30).
(51)SHIBUYA PUBLISHING&BOOKSELLERS.
https://www.shibuyabooks.co.jp/, (参照 2023-04-30).
(52)“@6jigen”. Twitter.
https://twitter.com/6jigen, (参照 2023-04-30).
(53)橙書店.
https://zakkacafe-orange.com/, (参照 2023-04-30).
(54)本は人生のおやつです.
https://honoya.tumblr.com/, (参照 2023-04-30).
(55)“代官山蔦屋シェアラウンジ”. DAIKANYAMA T-SITE.
https://store.tsite.jp/daikanyama/floor/shop/share-lounge/, (参照 2023-04-30).
(56)東京天狼院.
https://tenro-in.com/kaisyaannai/, (参照 2023-04-30).
(57)READAN DEAT.
http://readan-deat.com/, (参照 2023-04-30).
(58)ホホホ座.
http://hohohoza.com/, (参照 2023-04-30).
(59)誠光社.
https://www.seikosha-books.com/, (参照 2023-04-30).
(60)本屋Title.
https://www.title-books.com/, (参照 2023-04-30).
(61)和気正幸. 小売店であり、コミュニティー 棚貸し本屋の“胆”はバランス. 週刊エコノミスト. 毎日新聞出版, 2022, 2022年5月17日号, p. 74-77.
(62)“@BookMansion”. Twitter.
https://twitter.com/BookMansion, (参照 2023-04-30).
(63)BOOKSHOP TRAVELLER.
https://traveller.bookshop-lover.com/, (参照 2023-04-30).
(64)“@Shibuya_Books”. Twitter.
https://twitter.com/Shibuya_Books, (参照 2023-04-30).
(65)PASSAGE by ALL REVIEWS.
https://passage.allreviews.jp/, (参照 2023-04-30).
(66)“@narabook”. Twitter.
https://twitter.com/narabook, (参照 2023-04-30).
(67)BOOKROAD.
http://www.bookroad.jp/, (参照 2023-04-30).
(68)“未来型AI無人店舗「DIME LOUNGE STORE」が新宿に!”. 小学館.
https://www.shogakukan.co.jp/sousei/cont001_dime_lounge_store.html, (参照 2023-04-30).
(69)“山下書店世田谷店で3月20日から夜間無人営業の実証実験をスタート”. TOHAN. 2023-03-15.
https://www.tohan.jp/news/20230315_2076.html, (参照 2023-04-30).
(70)BOOK AND BED TOKYO.
https://bookandbedtokyo.com/ja/, (参照 2023-04-30).
(71)BOOK HOTEL神保町.
https://note.bookhoteljimbocho.com/, (参照 2023-04-30).
(72)箱根本箱.
https://hakonehonbako.com/, (参照 2023-04-30).
(73)ランプライトブックス.
https://www.lamplightbookshotel.com/, (参照 2023-04-30).
(74)SAKANA BOOKS.
https://sakanabooks.jp/, (参照 2023-04-30).
(75)わかさ生活書店.
https://books.wakasa.jp/shop/default.aspx, (参照 2023-04-30).
(76)大喜書店.
https://daikibookstore.com/, (参照 2023-04-30).
(77)エトセトラブックス.
https://etcbooks.co.jp/, (参照 2023-04-30).
(78)Pebbles Books.
https://www.pebblesbooks.com/, (参照 2023-04-30).
(79)フラヌール書店.
https://www.flaneurbooks.jp/, (参照 2023-04-30).
(80)“@panyanohonya”. Twitter.
https://twitter.com/panyanohonya, (参照 2023-04-30).
(81)“HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE”. HMV&BOOKS.
https://www.hmv.co.jp/fl/34/71/1/, (参照 2023-04-30).
(82)蟹ブックス.
https://www.kanibooks.com/, (参照 2023-04-30).
(83)合同会社BOOKTRUCK.
https://booktruck.stores.jp/, (参照 2023-04-30).
(84)“@BOOKSTANDWAKABA”. Twitter.
https://twitter.com/BOOKSTANDWAKABA, (参照 2023-04-30).
(85)本屋・生活綴方.
https://tsudurikata.life/, (参照 2023-04-30).
(86)石堂書店.
https://books-ishidoh.com/, (参照 2023-04-30).
(87)三輪舎.
https://3rinsha.co.jp/, (参照 2023-04-30).
(88)文喫.
https://bunkitsu.jp/, (参照 2023-04-30).
(89)文喫福岡天神.
https://bunkitsu-tenjin.jp/, (参照 2023-04-30).
(90)“SHARE LOUNGE”. TSUTAYA.
https://tsutaya.tsite.jp/store/lounge/, (参照 2023-04-30).
(91)Personal Lounge丸善の三階.
https://personal-lounge.jp/, (参照 2023-04-30).
(92)“リニューアル企画・空間デザインを担当した早川書房本社ビル1階「サロンクリスティ」がオープン”. PR TIMES. 2023-02-16.
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000006647.html, (参照 2023-04-30).
(93)“【アルメディア調査】2020年 日本の書店数1万1024店に、売場面積は122万坪”. 文化通信. 2020-06-23.
https://www.bunkanews.jp/article/219153/, (参照 2023-04-30).
(94)書籍・雑誌小売業の店数・販売額・売場面積. 新文化. 2018-12-06. p. 12.
(95)出版指標年報. 2022年, 全国出版協会出版科学研究所, 2022, p. 8.
(96)書籍・雑誌小売業の店数・販売額・売場面積. 新文化. 2018-12-06. p. 12.
(97)“商業統計調査の中止(廃止)のお知らせ”. 経済産業省. 2022-09-30.
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/haishi.html, (参照 2023-04-30).
(98)BOOKSTORE SOLUTIONS JAPAN.
https://bsj.voyage/, (参照 2023-04-30).
“BSJが2/1 東京都からNPO法人認証を受けました!”. BSJ. 2023-02-05.
https://bsj.voyage/post/442, (参照 2023-04-30).
(99)“全国市区町村の26.2%に「書店なし」 沖縄、長野、奈良では5割超 JPICが書店議連総会で報告”. 文化通信. 2022-12-20.
https://www.bunkanews.jp/article/307753/, (参照 2023-04-30).
[受理:2023-05-18]
どむか. 「わざわざ系本屋」の系譜―多様化する本屋と、そこに注がれる眼差し. カレントアウェアネス. 2023, (356), CA2044, p. 15-20.
https://current.ndl.go.jp/ca2044
DOI:
https://doi.org/10.11501/12894520
Domuka
A History of Uniquely Appealing Bookstores: A glimpse into increasingly diverse bookstores