CA1580 – 動向レビュー:「場所としての図書館」をめぐる議論 / 根本彰

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カレントアウェアネス
No.286 2005.12.20

 

CA1580

動向レビュー

 

「場所としての図書館」をめぐる議論

 

1. 「場所としての図書館」vs.「電子図書館」

 図書館サービスおよび資料のデジタル化,ネットワーク化は急速に進んでいるが,一方で図書館の本質を見直し「場所としての図書館」あるいは「建物としての図書館」を再評価する動きもある。本稿ではその議論を米国の図書館を中心にみて,合わせて日本でどのような議論になっているのかも簡単に検討したい。

 「場所としての図書館」という用語は“the library as place”の訳語である。これを日本語の語感から「場としての図書館」と訳す場合もあるが賛成できない。「場」という言葉は,学術用語としては通常“field”の訳語とされ,重力場とか磁力場というように目に見えない力の作用が働くところを意味するもので,ゲシュタルト心理学でも用いられている。“place”にはそうした意味はないし,後に述べるように図書館をそのような機能的な概念ではなく,あくまでも設置される場所や建設される建物を中心にしてとらえ直すことに意義があると考えるので,「場所」という訳語にこだわっておきたい。

 さて,筆者にとってこの議論はウィリアム・バーゾール(William Birdsall)の『電子図書館の神話』を翻訳したとき以来のなじみ深いものである(1)。原著が書かれたのは1990年代前半のまだインターネット普及以前であるが,すでに電子図書館と場所としての図書館を対立的に見る見方が検討されている。バーゾールは「場所としての図書館の神話」を19世紀半ばの公立図書館運動が発生する時期にさかのぼらせ,対して,「電子図書館の神話」を1930年代末のヴァネバー・ブッシュの“Memex”構想に見られる情報検索システム発生の時期にまでさかのぼらせる。「神話」という概念は彼が分析を進めるときの方法的な概念であって,実態ではなく人々が共通にいだくイメージの上での対立関係が示唆されている。バーゾールの言う二つの神話の対立軸を筆者は表1のようにまとめたことがある(2)

 

表1 場所としての図書館vs.電子図書館

  場所としての図書館 電子図書館
基調 伝統,権威 機能,効率性
トポロジー 建物 ネットワーク
図書館モデル 公共図書館 学術図書館・専門図書館
メディア コンピュータテクノロジー
メッセージ 知識 情報
社会理論 セラピー社会 情報社会
図書館員 セラピスト 情報仲介者
専門職モデル 人間志向的サービス専門職 非人間志向的サービス専門職
組織モデル 官僚制 独立自営
政治哲学 コミュニタリアンに近い自由主義 市場志向の新保守主義
コミュニケーション
モデル
儀式モデル 伝達モデル

(出典)根本彰. 図書館研究への儀式的アプローチ−バーゾール『電子図書館の神話』の意義. 図書館界. 48(5), 1997, 452.

 

 この表からは,まず「場所としての図書館」と「電子図書館」とは基本的に異なった存在であること,そして単なるメディア・テクノロジーの違いがあるだけではなく,それを支える組織モデル,政治哲学や社会構成理論が基本的に異なっていることが分かる。本稿では,このなかで図書館のトポロジーとしての「建物」対「ネットワーク」を中心として論じることにする。

 

2. 「場所としての図書館」再論

 かつてChronicle of Higher Education誌に書かれたスコット・カールソン(Scott Carlson)の「人けのない図書館」という論文は,多くの図書館員にショックを与えた(3)。学生たちが図書館に直接行くことが少なくなっているが,他方ではカフェや自宅からオンラインで接続して図書館を利用している有様を描いたものである。図書館に見向きもせず,サーチエンジンのみに頼って情報を取り出そうとする日本の学生と比べれば可愛いものとも言えるが,実際にそうしたことが起こっていることに身構える図書館関係者は少なくない。

 『電子図書館の神話』刊行後に本格的なインターネット時代が到来した。図書館消滅の悪夢がいたるところで語られ,それに対する反論も頻繁に見られた。有力な図書館擁護論者の一人であるマイケル・ゴーマン(Michael Gorman)は著書『われわれの不朽の価値:21世紀のライブラリアンシップ』の第3章において,ヴァーチャル・ライブラリーの代替モデルとしての「場所としての図書館」を論じ,そのなかでとくに身体障害者への配慮,インターネット接続(ワイヤードないしワイヤレス),複合施設の効用について述べている(4)。一連の議論を「論争」という人もいるが,これはまもなく収束をみることになった。短期間に図書や図書館がなくなるわけではないことがはっきりしてきたことで,図書館関係者の関心は電子的なサービスを含めて居心地のよい図書館をつくる方向にシフトしていったからである(5)

 シルズとトナーは1995年から2002年までの米国の大学図書館において,施設・設備を改善させる試みについて調査を行い,181の事例を収集している(6)。その中では,増築ないし改築が42%,単独館の新築30%,複合館の新築が13%などとなっている。この間の施設設備面での工夫として,床面積の増加,図書館専用スペースの増加,館内のケーブルシステム,データポートの増加,パブリックアクセス端末の増設,座席数の増加,グループ学習用の部屋の増設,座席へのLAN端末の設備,無線LAN設備などが報告されている。全体に,館内におけるインターネット利用環境を快適にすることで,利用者満足度を高めようという努力がみられる。

 

3. 図書館機能の再認識

 米国の図書館情報資源振興財団(Council on Library and Information Resources:CLIR)は,2005年2月に『場所としての図書館:役割を再考し,空間を再考する』と題した報告書を発表した(E291参照)(7)。本報告は,すべての研究コレクションがデスクトップからアクセス可能という状態にはほど遠いものの,高品質の豊富な資料が電子的にアクセス可能ではあるという状況のなかで,言い換えれば,図書館の利用形態として直接訪問する以外の方法が一般的になりつつあるなかで,図書館空間はいかにあるべきか,について,1名の建築家,4名の図書館員,1名の人文系の研究者によって書かれたエッセイを集めたものである。この内容をざっとレビューしておこう。

 まず,建築家ジェフリー・フリーマン(Geoffrey T. Freeman)は「場所としての図書館:学習パターン,コレクション,テクノロジー,利用における変化」と題するエッセイで,図書館こそが,利用者志向でサービス精神にあふれた環境において新しく出現したテクノロジーが伝統的な知識と結びつけられる唯一の場所なのだと述べる(8)。そして,電子テクノロジーの進展が学習環境としての図書館を大きく変容させ,資料の配置を中心にしてきた10〜15年前には図書館には不要とされていた学習スペースが新しいかたちで要請されるようになったと言う。図書館建築にとって重要なことは教室の学習機能の延長として,利用者がどのような情報行動をとるのかを予測しつつ機能の配置をすることだと述べられている。この学習スペースの再配置は,エール大学名誉図書館長スコット・ベネット(Scott Bennett)の「バランスを正す」においても強調されている(9)。バランスとはデジタル技術と旧来の印刷資料とのバランスであると同時に,従来型の単なる資料閲覧の場と新しい情報環境に合わせた学習空間の提供とのバランスを指している。

 サム・ディマス(Sam Demas)の「アレキサンドリアの灰から:大学図書館で何が起こっているか」では,古代アレクサンドリアのムセイオンをモデルにした古典的でありながら現代的な場所としての図書館=博物館のイメージが語られる(10)。ムセイオンは学術コミュニティであって,アレクサンドリア図書館と連携しながら,学者の交流の場となって研究と学習が同時並行的に進められた。このように図書館もまたそうした多様な交流と学習の場を提供すべきだというのである。彼は,大学図書館の機能が次の要素を兼ね備えているという。

  • 安全と快適さ,そして静寂を提供する
  • 自由である。無料で使える
  • 学習・文化環境のなかでほかの人と一緒にいられる場所である
  • 学習,探求,質問そして娯楽の機会を提供する
  • 選択と思いがけない発見(セレンディピティ)の機会を提供する

 すなわち,そこにいるだけで学術上の付加価値を感じとることができる場所は大学において図書館しかないことも確かである。

 バーナード・フリッシャー(Bernard Frischer)もまた,デジタル時代だからなおさら建物を伴った研究図書館が必要だと述べている(11)。彼はデジタル技術の3つの帰結を説明する。一つは,デジタル時代にこそ図書館は利用者に大量の情報を提供するために存在するのではなく,質の高い情報の入手を保証してくれる存在になるということである。二つ目には,グーテンベルク時代の本の書き手が図書館を必要としたように,デジタルコンテンツのつくり手もまた図書館を必要としているということである。三つ目には,サイバースペースの時代には本物の空間あるいは実物の建築物こそが重要な意味をもっており,キャンパスにおいてそれを体験させる唯一無二の施設が図書館であるという。

 デジタル時代になっても,巨大な図書館がどんどんつくられるのはなぜなのだろうか。これまでの論者が述べているように,場所(place)そのものが大学など学術の場にふさわしい付加価値を知のシステムに与えるからだろう。ところがそうしたテーゼにアンチを表明する例がある。クリスチーナ・ピーターソン(Christine A. Peterson)は2003年8月に竣工したサンノゼ州立大学とサンノゼ市が協同で建設したDr.マーチン・ルーサー・キングJr.図書館(E121参照)の図書館員であり,この図書館の最初の1年目について報告している(12)

 これは3万人の学生のための大学図書館と90万人の市民のための公立図書館を文字通り統合した図書館である。これまでもそうした試みは存在した。ケルンなどのドイツの大学都市には都市=大学図書館が置かれている。しかし,米国では珍しい例であろう。通常は大学関係者が市民との共用を拒否するため,こうした図書館はなかなか成立しない。財政的な理由があるにせよ,異なった経営母体を調整して両者の統合を主張した人々の慧眼に敬意を表さなければならない。彼女が報告しているように,大学図書館と公立図書館のコミュニティは異なったニーズをもつ部分があるが,情報探索,読書,集会活動,レクリエーション,情報リテラシーなどあらゆる領域でオーバーラップしているのである(13)

 最後のエッセイはジョンズ・ホプキンス大学ウェルチ医学図書館のキャスリーン・オリヴァー(Kathleen Burr Oliver)によるものである(14)。医学のように最先端の情報が追求される分野はほとんどがデジタルネットワーク化され,一見すると「場所」の必要性が否定されそうである。しかしながら,そこではむしろ人的サービスの拠点を積極的につくっていくことが行われている。「一通り揃った使える部屋」といったニュアンスの「タッチダウン・スイート(touchdown suite)」と呼ばれる施設では,利用者(医者や医学研究者)が活動する場所の身近にいることで機動的なサービスができることを強調している。

 以上,紹介した報告書の内容は,場所としての図書館の将来について楽観的な態度に終始している。報告書を編集したCLIRの役割上それが強調されるのは当然ともいえるかもしれないが,やはり米国の大学において図書館と図書館員がここ100年ほどで築いてきた位置づけは決して小さくはないことを示している。とともに,デジタル情報環境の評価についても,たかだか10年ほどのインターネット情報環境に揺るがされない自負が感じ取れる。

 

4. 日本での議論

 日本における「場所としての図書館」論についても触れておこう。これが意外なことに,デジタル化や電子化との関係で場所としての図書館を論じることはあまり行われていない。日本では,ランカスターのペーパーレス社会論からはじまった電子図書館論はほとんどが輸入概念である。おそらくのところ,自前の電子図書館論がつくれないのは自前の図書館論がないからであろう。図書館論がありそのアンチテーゼとして電子図書館論がつくられて,初めて「場所としての図書館」が論じられるのである。

 それでも日本で自前の図書館論がつくりだされようとしている兆候と思われるものに「居場所としての図書館」論がある。地域社会における「居場所論」は学童保育や青少年問題,そして高齢者福祉などの観点で語られてきた。この意味で図書館は子どもたちや若者,子育て中の主婦,そして高齢者にとってそれぞれ異なった意味で「居場所」として認知されるようになっている。雑誌『世界』に掲載された虫賀宗博「私の居場所 自殺したくなったら,図書館に行こう」という論考は,そのタイトルにあるとおり図書館が地域生活において欠くことのできないプラス価値の要素を与える存在という評価が示されている。こうした見方はまだ限定されてはいるが徐々に広がり始めている(15)

 図書館建築に関する専門家による議論は,図書館関係のメディアだけではなく,建築関係のメディアでも行われることがある。最近のものとして,新しい建築誌Detail Japanが図書館を特集している(16)。これらに一通り目を通してみて,二つの傾向を確認できた。一つは,建築家や批評家による国内外の有名な図書館建築(フランス国立図書館,英国図書館,シアトル公共図書館,国立国会図書館関西館,国際子ども図書館,せんだいメディアテークなど)についての批評である。これらの批評には図書館がほかの公共施設とは異なった知を扱う場所であるという明確な認識に基づいているものがある(17)。もう一つは,『市民の図書館』以来の図書館建築家が担ってきた機能主義的な建築論を披露するものである。『市民の図書館』は図書館を資料提供の場所として位置づけているので,利用者から見た使いやすさが最も重視される要素となっている。この考え方は現在にいたるまで引き継がれている(18)

 

5. 図書館建築論のゆくえ

 『電子図書館の神話』で建物の問題を扱っているのは6章「感覚的にとらえられた図書館」である。このなかで著者は,図書館に対する一般的なステレオタイプである「学びの大聖堂」という歴史的な概念を図書館員が嫌いもっとモダニズム的な機能概念へと飛びつこうとするのに対して,建築家は必ずしもそうではない選択をする場合があると述べている(19)。確かに20世紀初頭の米国においては,同じような新古典的様式の設計プランにより建築された一連の公共図書館(カーネギー財団の寄贈によるためカーネギー図書館と呼ばれる)が現れ(20),それ以前から存在する議会図書館,大都市部の中央図書館(例のニューヨーク公共図書館の建物),伝統をもつ大学図書館とともに図書館の外観のイメージを決定したといえる。過去に書かれた図書館建築の本でもっとも影響力が強いホウィラーとギスンズの『アメリカの公共図書館建築』は,この固定的なイメージを否定し,よりモダニズムを志向した方向を提案した(21)。その後20世紀の中頃は効率性を体現する建物が好まれたが,末になるとシカゴ公共図書館の新しい建物がネオクラシカルな外観をもつことで注目され,旧カーネギー図書館のリノベーションが話題になるなど再び復古的になった(22)

 建築学では合理主義とシンプル性を重視するモダニズムから装飾的なポストモダニズムへ,そして再度シンプルな「現代建築」への変遷が見られるといわれる。五十嵐太郎によると,ポストモダニズムからポスト・ポストモダニズムへの転換となったのが,1989年の新フランス国立図書館のコンペで若手のドミニク・ペローが出した建築案だったとされる(23)。それが,図書館本体は地下に収まり,4冊の開いた本の形をした書庫塔が対称をなして建っているあの印象的な建築である。装飾なきガラスのモニュメントはポストモダニズムの建物とは異なるが,といってコンクリートとガラスのモダニズム建築の機能主義とも異なる主張が見られる。同じ時期に竣工した英国図書館(セントパンクラス)の新しい建物はさらに全体が地下に潜るかたちをとっている。大英博物館の円形閲覧室というシンボリックな前身をもち,隣にゴシック尖塔の印象的な建物があるために,常にナショナリズムを背景にしたモニュメントが要求されるなかでできたこの建物は英国的でないとして批判されることがある。しかしながら,その設計者コリン・セント・ジョン・ウィルソンは30年をかけてこの建築物の意義を追求し,19世紀中葉のイングリッシュ・フリー・スクール(英国自由派)に起源をもつモダニズムとゴシックの融合のアイディアに位置づけているという(24)

 新しい建物は常にその時代の息吹を忠実に受けて成立する。図書館が知の構築物であるとすれば図書館は時代の知的状況を反映するのである。最近できたばかりで話題になっているのがシアトル公共図書館の新しい建物である(E207参照)(25)。オランダの建築家レム・クールハースが率いるOMAがリニューアルを手掛けた。ガラスと鉄の構造体で覆われた外観がきわめて特徴的で,スケルトン状の天井からは太陽の光が射し込み,夜には暗闇に向けて光を放っている。館内は12層構造で,螺旋状に連なる4層分の開架スペースや360度の眺望が楽しめる大閲覧室が設けられている。米国の大都市は1990年代のシカゴ,サンフランシスコの模索を経て,今,IT産業のお膝元シアトルに新しい「場所としての図書館」を作り上げたのである。

東京大学大学院教育学研究科:根本 彰(ねもと あきら)

 

(1) Birdsall, William. (根本彰ほか訳)電子図書館の神話. 東京, 勁草書房, 1996, 254p.

(2) 根本彰. 図書館研究への儀式的アプローチ. 図書館界. 48(5), 1997, 442-452.

(3) Carlson, Scott. The deserted library:as students work online, reading rooms empty out. The Chronicle of Higher Education. 48(12), 2001, A35-38.

(4) Gorman, Michael. Our Enduring Values: Librarianship in the 21st Century. Chicago, ALA, 2000, 188p.

(5) Houlihan, Ron. The academic library as congenial space: more on the Saint Mary’s experience. New Library World. 106(1208/1209), 2005, 7-15.

(6) Shill, Harold B. et al. Creating a better place: physical improvements in academic libraries, 1995-2002. College & Research Libraries. 64, 2003, 431-466.

(7) Library as Place: Rethinking Roles, Rethinking Space. Council on Library and Information Resources. 2005, vii, 81p.(online), available from < http://www.clir.org/pubs/abstract/pub129abst.html >, (accessed 2005-10-07).

(8) Freeman, Geoffrey T. The library as place: changes in learning patterns, collections, technology, and use. Ibid. 1-9.

(9) Bennett, Scott. Righting the balance. Ibid. 10-24.

(10) Demas, Sam. From the ashes of Alexandria: what’s happening in the college library? Ibid. 25-40.

(11) Frischer, Bernard. The ultimate internet cafe: reflections of a practicing digital humanist about designing a future for the research library in the degital age. Ibid. 41-55.

(12) Peterson, Christina A. Space designed for lifelong learning: the Dr. Martin Luther King Jr. Joint-use Library. Ibid., 56-65.

(13) Ibid., p.64.

(14) Oliver, Kathleen Burr. The Johns Hopkins Welch medical library as base: information professionals working in library user environments. Ibid., 66-75.

(15) 虫賀宗博. 私の居場所 自殺したくなったら,図書館に行こう–いのちを育てる図書館員の群像. 世界. (742), 2005, 214-225. ; 巽照子. 特集:関西発 居場所は図書館, 一人ひとりと向き合う図書館. 子どもの文化. 36(4), 2004, 2-10. ; 近藤周子. 癒しと快復の場としての図書館–私の居場所はここに, みんなの図書館. (264), 1999, 11-14.

(16) 特集:ライブラリー. Detail Japan. 1(2), 2005, 1-128.

(17) 小林康夫. ドミニク・ペローインタビュー:新図書館の計画−それは厳格な純粋理性のエクリチュールです, 建築文化. 54(627), 1999, 162-168.

(18) 中村恭三. 図書館建築と施設計画, 図書館界. 53(2), 2001, 261-266.

(19) Birdsall. op. cit., p.96.

(20) Van Slyck, Abigail A. (川崎良孝ほか訳)すべての人に無料の図書館:カーネギー図書館とアメリカ文化 1890-1920年. 京都大学図書館情報学研究会, 2005, 274p.

(21) Wheeler, Joseph L. et al. The American Public Library Building: Its Planning and Design with Special Reference to its Administration and Service. New York, C. Scribner’s Sons, 1941, 484p.

(22) Jones, Theodore. Carnegie Libraries across America: a Public Legacy. John Wiley & Sons, Inc., 1997, xii, 181p.

(23) 五十嵐太郎. 現代建築のパースペクティブ:日本のポスト・ポストモダンを見て歩く. 東京, 光文社, 2005, 306p.

(24) 近藤存志. コリン・セント・ジョン・ウィルソンの大英図書館とゴシック・リヴァイヴァルの系譜. 現代の図書館. 43(2), 2005, 55-66.

(25) Photo Archives 54 図書館. 10+1 web site. (オンライン), 入手先< http://tenplusone.inax.co.jp/archives/2005/04/08152632.html >, (参照2005-10-07).

 


根本彰. 「場所としての図書館」をめぐる議論. カレントアウェアネス. (286), 2005, 21-25.
http://www.ndl.go.jp/jp/library/current/no286/CA1580.html