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情報探索

オーストラリア国立図書館(NLA)、情報探索システムTroveに手書き文字認識機能を搭載

2024年1月8日、オーストラリア国立図書館(NLA)が、同館の情報探索システムTroveに手書き文字認識(Handwritten Text Recognition:HTR)機能を搭載したと発表しました。HTRは、手書き文字の画像を編集・検索可能な形に変換するものです。HTRの導入により、手書き文字資料の全文検索も可能になるとしています。Their words in your hands…(NLA, 2024/1/8)参考:オーストラリア国立図書館(NLA)、政府による“Tr...

CA2053 – 初年次生のためのリーディング学習から見えてくる、大学図書館による学習支援の可能性 / 杉谷祐美子

PDFファイルカレントアウェアネスNo.358 2023年12月20日CA2053初年次生のためのリーディング学習から見えてくる、大学図書館による学習支援の可能性青山学院大学教育人間科学部:杉谷祐美子(すぎたにゆみこ)1. ライティングにとってのリーディング 高校から大学への円滑な移行と適応支援を目指した初年次教育は、2000年代中頃には基礎学力の補習を目的としたリメディアル教育に取って代わるように、日本の大学・短大に普及してきた。2021年度の文部科学省の調査では、初年次教...

国立国会図書館、「次世代デジタルライブラリー」に新機能を追加:資料画像に含まれる表の構造化が可能に

2023年12月5日、国立国会図書館(NDL)が、「次世代デジタルライブラリー」に資料画像に含まれる表から表形式の構造化テキストデータを作成する新機能を追加しました。資料画像の表示画面でデジタル化資料の表領域を選択することによって、当該領域内のOCRテキストデータをHTML又はTSV形式に構造化して取得することができるというものです。併せて、新機能実現のためのプログラムのソースコードと開発時に作成したデータセットをGitHub上で公開しています。次世代デジタルライブラリーへの...

スペイン国立図書館(BNE)、ウェブアーカイブ“Archivo de la Web Española”に新たな検索機能を導入

2023年7月18日、スペイン国立図書館(BNE)が、ウェブアーカイブ“Archivo de la Web Española”に新たな検索機能を導入したことを発表しました。“Archivo de la Web Española”は2009年に開始され、「.es」「.gal」「.cat」「.eus」などの各自治州等のドメインによる大規模収集と、「.org」「.com」「.edu」などのその他のドメインの選択収集からなる混合システムとして進展してきました。新たな検索ページでは、ウ...

ジャパンサーチ、画像検索に新機能を追加:単語や文章での画像検索が可能

2023年3月23日、ジャパンサーチが、画像検索に新機能を追加したことを発表しました。単語や文章を用いて画像検索を行える機能であり、日本語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・中国語・韓国語・タイ語等でも検索が可能です。画像検索に新機能を追加しました(ジャパンサーチ, 2023/3/23)参考:国立国会図書館、「次世代デジタルライブラリー」の画像検索に機能追加等を実施 E2317 – ジャパンサーチ正式版の機能紹介カレントアウェアネス-E No.401 2020.10.2...

引用分析プラットフォームscite、平易な言葉を用いて研究論文の検索を行える機能“Ask a Question”を追加

2022年11月16日、引用分析プラットフォームsciteが、平易な言葉を用いて研究論文の検索を行える機能“Ask a Question”を追加したと発表しました。ユーザーは、同機能を用いて、「硬水を飲むのは健康に悪影響があるのか」といった平易な言葉で検索を行い、研究論文3,200万件以上の全文からその答えを見つけることができると述べられています。Ask a Question, Get Answers Directly from Research Article(scite,...

九州大学附属図書館、「麻生家文書」目録データベースを公開

2022年11月17日、九州大学附属図書館が、「麻生家文書」目録データベースを公開したと発表しました。「麻生家文書」は、石炭産業を牽引した福岡藩の庄屋である麻生家と、同家が経営した関連会社に由来する史料群で、近世から近現代にかけての史料数万点から構成されるとあります。同データベースは、2020年8月に同文書の整理・研究を加速させるために設置された麻生家文書研究部門による取組の成果であり、第一回の公開分として、2万2,439点の目録データを登録したと述べられています。今後もデー...

公共図書館等と連携した、臨床試験等に関するリサーチリテラシーを向上させるツール“Health for All”の開発(文献紹介)

オープンアクセス(OA)の査読誌PLOS ONEに、2021年2月3日付で、公共図書館等と連携した、十分にサービスを受けられていない人々の臨床試験等に関するリサーチリテラシーを向上させるウェブサイト型ツール“Health for All”の開発について報告する論文が掲載されています。同ツールは、著者らが以前開発したフラッシュカードベースのリサーチリテラシー支援ツールをもとにしています。マイノリティのリサーチリテラシーを向上し、臨床試験における人種・民族的な多様性の欠如を解決す...

スイス・ジュネーブ大学図書館、スイスの大学および図書館のコンソーシアム“Swiss Library Service Platform”が運営する検索・サービスポータル“swisscovery”への切り替えを発表

2020年9月29日、スイスのジュネーブ大学図書館が、西部スイス図書館ネットワーク“RERO”から、スイスの大学および図書館のコンソーシアム“Swiss Library Service Platform (SLSP) ”が運営する検索・サービスポータル“swisscovery”への切り替えを行うことを発表していました。切り替えは、2020年12月7日に行われる予定です。SLSPは、15のスイスの大学および図書館により設立され、スイス国内の研究図書館475館が参加しています。 ...

検索結果の公平性を向上させるアルゴリズム(記事紹介)

2020年8月17日、米国のコーネル大学のニュースサイトである“Cornell Chronicle”で、検索結果の公平性を向上するための動的なランク学習(Learning to rank)アルゴリズム“FairCo”に関する記事が掲載されました。発表によると、同大学の研究者らにより、検索結果の表示に用いられるランキングについて、利便性や関連性を損なわずに公平性を向上するために開発され、関連度が同等の項目については、ほぼ平等に表示されるとされています。同アルゴリズムについてまと...