視聴覚コレクションへの相互運用可能なアクセス:“Avalon Media System”について(記事紹介)

europeana proの2020年8月3日付の記事“Interoperable access for audiovisual collections - exploring Avalon Media System”で、デジタルの音声・動画コレクションへのアクセスを管理、提供するためのオープンソースのシステム“Avalon Media System”が紹介されています。

記事によると、同ウェブサイトの2020年6月12日付の記事で紹介されたEuropeanaの新しいメディアプレーヤーは、同システムおよびIIIFの成果をもとに構築されています。

同システムは、米・インディアナ大学と米・ノースウェスタン大学によって2011年に共同開発が開始され、同記事の執筆時点では少なくとも12の機関で利用されています。音声・動画コレクションへの柔軟なアクセスを提供するものであり、HTMLのiframe(インラインフレーム)を用いて他のウェブサイトにメディアプレーヤーを埋め込むことが可能です。

また、同システムの最新バージョンであるAvalon 7.1.1では、2020年6月に最終版が公開された“IIIF Presentation API”のバージョン3.0に対応したマニフェストファイルが自動で生成されます。将来的には、プレーヤーとバックエンドの相互運用性のためのIIIFの規格の活用や、同システムを用いて公開されているコンテンツの、オンライン展覧会等の異なる環境への統合性向上を目的とした改修を行うことが計画されています。

Interoperable access for audiovisual collections - exploring Avalon Media System(europeana pro, 2020/8/3)
https://pro.europeana.eu/post/interoperable-access-for-audiovisual-collections-exploring-avalon-media-system

Avalon Media System
https://www.avalonmediasystem.org/

関連:
Europeana Media: rolling out the new audiovisual player(Europeana Pro, 2020/6/12)
https://pro.europeana.eu/post/europeana-media-rolling-out-the-new-audiovisual-player
※Europeanaの新しいメディアプレーヤーの紹介記事です。

参考:
“IIIF Image API”、“IIIF Presentation API”のバージョン3が正式公開
Posted 2020年6月22日
https://current.ndl.go.jp/node/41290

Europeanaの新しいメディアプレーヤーの開発(記事紹介)
Posted 2020年6月22日
https://current.ndl.go.jp/node/41291

E986 - インディアナ大学の音声・映像資料の保存についての調査報告書
カレントアウェアネス-E No.160 2009.11.04
https://current.ndl.go.jp/e986