米・プリンストン大学と京都大学、京都大学総合博物館蔵「淡輪文書」をデジタル化し各大学で公開:両大学による共同事業

米・プリンストン大学と京都大学との共同事業として、京都大学総合博物館蔵「淡輪(たんのわ)文書」がデジタル化公開されました。

2020年3月に正式に締結された、京都大学総合博物館、京都大学文学研究科、京都大学図書館機構及びTrustees of Princeton University on behalf of the Department of East Asian Studiesによる、京都大学総合博物館が所蔵する古文書のデジタルイメージの公開及び当該古文書の研究に関する協定によるものです。

同協定は、全世界において日本の歴史及び文化の知識及び理解が深められることを目的としています。

デジタル画像は、京都大学においては、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」にて公開されています。

また、プリンストン大学では、東アジア研究部のコンラン(Thomas Conlan)教授の「古代・中世の日本史の史料」を受講する学生と聴講生が、同文書を翻訳し、ウェブサイトで公開しています。各文書の画像をクリックすると翻刻と翻訳を見ることができます。

Joint Princeton Kyoto Website: The Tannowa Collection(Princeton University Department of East Asian Studies,2020/4/16)
https://eas.princeton.edu/news/joint-princeton-kyoto-website-tannowa-collection

TANNOWA COLLECTION: THE KYOTO PRINCETON PROJECT
http://komonjo.princeton.edu/tannowa/

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 総合博物館、文学研究科及びプリンストン大学東アジア研究部との共同事業により淡輪文書を公開しました(京都大学図書館機構, 2020/4/21)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1385455

淡輪文書(プリンストン大学との共同事業)(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/museum/tannowa

参考:
米・プリンストン大学図書館(PUL)、購入資料から修験道に関する貴重な古文書を発見したと発表
Posted 2018年11月30日
https://current.ndl.go.jp/node/37134

※京都大学図書館機構からのプレスリリースを追加しました(2020/4/22)