韓国・大統領所属図書館情報政策委員会、新型コロナウイルス感染症に関する世界各国の図書館政策及び国内の公共図書館の運営状況(第2報)を発表

2020年4月17日、韓国・大統領所属図書館情報政策委員会が、同委員会がとりまとめた新型コロナウイルス感染症に関する各国の図書館にかかわる政策(4月16日付)、及び、文化体育観光部図書館政策企画団がとりまとめた、韓国国内の公共図書館の臨時休館や代替サービスの現状(4月9日付)について発表しました。

3月31日発表分に続く第2報です。

国内公共図書館の運営状況ですが、2月11日から現在までの間で臨時休館している館は1,141館中1,109館(97.2%)となっています。

また、4月9日午前9時現在、休館のため代替サービスを行っている館は877館(76.9%)で、行っているサービスとしては、

・貸出サービス:894館(78.4%)
スマート図書館(274館)、ドライブスルー(83館)、配達(185館)、予約貸出(206館)、地域書店希望図書貸出(146館)

・デジタル図書館:702館(61%)
電子書籍、オンラインコンテンツ、オーディオブック、録音図書の提供

・その他:402館(35%)
貸出期間の延長、電子展示会、オンライン講座等

があげられています。

大統領所属図書館情報政策委員会
http://www.clip.go.kr/
※위원회동향(委員会の動向)欄に「코로나-19 대응한 각국 도서관 정책 및 운영 현황 공유(2)(新型コロナウイルス感染症に対する各国図書館政策及び運営現況共有) 2020-04-17」とあります。

参考:
韓国・文化体育観光部、全国の公共図書館が休館していることを受け、電子図書館や駅・バスターミナル等設置の「スマート図書館」の利用を呼びかけ
Posted 2020年3月6日
https://current.ndl.go.jp/node/40418

新型コロナウイルス感染症で臨時休館中、ドライブスルー方式で予約本を貸し出す韓国の公共図書館
Posted 2020年3月12日
https://current.ndl.go.jp/node/40469

米・公共図書館協会(PLA)、新型コロナウイルス感染拡大下の公共図書館の対応状況の調査結果を発表
Posted 2020年4月10日
https://current.ndl.go.jp/node/40748