青山学院大学シンギュラリティ研究所、富士通マーケティングと「AIを活用した学びの支援」に関する共同研究開始:図書館を中核とした新しい学習支援の創出を目指す

2019年12月12日、青山学院大学は、同大学シンギュラリティ研究所が株式会社富士通マーケティングとともに、「AIを活用した学びの支援」に関するプロジェクトを立ち上げ、図書館を中核とした新しい学習支援の創出を目指す共同研究を開始したことを発表しました。

図書館員に要求される知識・技術の多様化・高度化により、レファレンスサービス等を通した利用者の学びの効果的・効率的支援には、適切なテクノロジーの活用が有効であるという問題意識の下、AIを用いた図書館サービスの最適化の実現、近未来の図書館において想定される課題分析、AIを活用した支援のありかたなどについて共同研究を進めることが発表されています。2019年度に実施される第一次共同研究では中核となる要素技術の検討が行われます。2020年度以降の第二次共同研究では、具体的なモデル構築やプロトタイプ作成、実証実験などを経て、新しい学びを支える図書館について次世代型サービスのモデルを提示すること、その成果を全国の学校図書館や公共図書館に広くサービス提供することが目標とされています。

シンギュラリティ研究所が、「AIを活用した学びの支援」について株式会社富士通マーケティングと共同研究を開始(青山学院大学,2019/12/12)
https://www.aoyama.ac.jp/post06/2019/news_20191212

青山学院大学と富士通マーケティングが「AIを活用した学びの支援」について共同研究を開始(富士通マーケティング,2019/12/12)
https://www.fujitsu.com/jp/group/fjm/resources/news/press-releases/2019/191212.html

参考:
E1943 – 青山学院大学図書館における「図書館webカウンター」の試み
カレントアウェアネス-E No.331 2017.08.24
https://current.ndl.go.jp/e1943

E1856 – ロボット図書館職員Pepperから見えてくる未来の図書館。
カレントアウェアネス-E No.314 2016.11.10
https://current.ndl.go.jp/e1856

東京都立図書館、「AIを利用したチャットボットによる自動応対の共同実証実験」の参加事業者公募を開始
Posted 2019年9月2日
https://current.ndl.go.jp/node/38927