2019年9月2日、東京都立図書館は「AIを利用したチャットボットによる自動応対の共同実証実験」の実施にあたって、実証実験に協力可能な事業者の公募を開始したことを発表しました。
この実証実験はより質の高いサービスの提供を目的に、同館をフィールドとして、図書館サービスにおいてチャットボットが利用できる場面にどのようなものが考えられるか探るものです。実験は協力事業者が提供するシステム環境により実施され、利用者の誘導は、同館のウェブサイトまたは来館による案内によって行われる予定です。
実験の実施時期は2019年10月から2020年3月までの期間のうち、原則連続した2か月以内を2回までの範囲で、東京都と協力事業者との協議の上決定される予定です。
「AIを利用したチャットボットによる自動応対の共同実証実験」参加事業者の募集開始について(東京都立図書館,2019/9/2)
https://www.library.metro.tokyo.jp/guide/information/5812_20190902.html
参考:
E1856 – ロボット図書館職員Pepperから見えてくる未来の図書館。
カレントアウェアネス-E No.314 2016.11.10
http://current.ndl.go.jp/e1856
韓国国会図書館(NAL)、国会議員・職員向け知能型議会情報融合分析システム「Argos」及び図書館利用者向けチャットボット「何でも聞いてください」の提供開始
Posted 2019年2月20日
http://current.ndl.go.jp/node/37612
米ロードアイランド大学、大学図書館にAIラボを設置 図書館内へのAIラボ設置は米国初
Posted 2018年1月23日
http://current.ndl.go.jp/node/35352