欧州原子核研究機構(CERN)、「オープンハードウェアライセンス」のバージョン1.1を公開

2011年7月7日、ウェブ発祥の地として知られる欧州原子核研究機構(CERN)が「オープンハードウェアライセンス」(Open Hardware Licence:OHL)のバージョン1.1を公開しました。GNU GPLライセンスといったオープンソースライセンスのハードウェア版に当たるもののようです。OHLは、コミュニティ間においてハードウェアに関する情報の交換を促進するための法的な枠組みで、具体的には、配線略図、設計書、電子回路、回路基板、フローチャートといったハードウェア設計文書の使用、複製、改変、配布などが対象になっているそうです。2011年3月のアルファ版公開後に受けたフィードバックを検討し、バージョン1.1ではCERN以外の機関でも使いやすいように改良されているそうです。

OHL v1.1
http://www.ohwr.org/attachments/655/CERNOHLv1_1.pdf

Open Hardware Repository
http://www.ohwr.org/

CERN launches Open Hardware Initiative (CERN 2011/7/7付けプレスリリース)
http://press.web.cern.ch/press/PressReleases/Releases2011/PR08.11E.html

CERN、オープンソースハードウェア向けのライセンス「OHL」の新版を公開(SourceForge.JP Magazine 2011/7/11付け記事)
http://sourceforge.jp/magazine/11/07/11/057210