米・カリフォルニア工科大学(Caltech)、データリポジトリ“Caltech DATA”を公開 TINDがCERNの技術をもとに開発したシステムを採用

米国のカリフォルニア工科大学(Caltech)がデータリポジトリ“Caltech DATA”を公開したことが発表されています。

このリポジトリでは、研究データのアップロード、出版物とのリンク、DOIの付与などのほか、GitHubのアカウントと連携して自動的にソフトウェアを保存することができます。

このリポジトリは、欧州原子核研究機構(CERN)から派生した組織“TIND”のシステムを採用しています。TINDは、CERNと契約を締結し、CERNが開発したオープンソースソフトウェア“Invenio”のチームとの協働を通じて、Invenioのノウハウを活用しながら図書館システム(ILS)機能、デジタルアーカイブ(DA)機能、研究データ管理(RDM)機能、リポジトリ(IR)機能などを備えたシステムを開発・提供しています。Caltech DATAは、TINDのデータリポジトリサービスを採用した初めてのリポジトリとのことです。

Caltech DATA, a new research data repository, is launched by Caltech and CERN spin-off TIND(TIND, 2017/6/2)
http://blog.tind.io/press/caltech-rdm

CaltechDATA(Caltech Library)
https://www.library.caltech.edu/resources/caltechdata

CaltechDATA
https://data.caltech.edu/

関連:
TIND(PDF: 24ページ)
http://www.liber2015.org.uk/wp-content/uploads/2015/03/TIND.pdf

TIND
https://tind.io/

参考:
欧州原子核研究機構(CERN)、実験データ等を公開するポータル“CERN Open Data Portal”を公開
Posted 2014年11月25日
http://current.ndl.go.jp/node/27498

環太平洋デジタル図書館連合(PRDLA)、参加館のデジタルコレクションの新ポータルサイト“PRL”を立ち上げ
Posted 2009年5月29日
http://current.ndl.go.jp/node/12996