カレントアウェアネス-E
No.127 2008.05.14
E783
IFLA目録分科会,新しい国際目録原則覚書の草案を発表
2008年5月,国際図書館連盟(IFLA)目録分科会が,これまで「国際目録規則に関するIFLA専門家会議(IFLA Meeting of Experts on an International Cataloguing Code:IME-ICC)」が取り組んできた1961年成立の「国際目録原則」(通称パリ原則)改訂作業(CA1571参照)の成果として,新しい国際目録原則覚書の草案を発表した。あわせて,この草案を承認するか否かの投票とコメントの募集からなるワールドワイド・レビュー(2008年6月30日締め切り)を開始した。
新しい国際目録原則は,従来の目録の伝統に則りつつ,書誌レコードの機能要件(FRBR;CA1480参照)および典拠データの機能要件(FRAD;E640参照)が提示する新しい概念モデルも踏まえている。覚書の草案は,以下の8つのパートからなっており,巻末には用語集も付されている。
- 0. 一般的な目的
- 1. 適用範囲
- 2. 実体,属性および関連
- 3. 目録の機能
- 4. 書誌記述
- 5. アクセスポイント
- 6. 典拠レコード 探索能力の基盤
Ref:
http://www.ifla.org/VII/s13/icc/principles_review_200804.htm
http://www.ifla.org/VII/s13/icc/imeicc-statement_of_principles-2008.pdf
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/kokusaimokuroku2006.html
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/ime_icc_yougosyu2005.html
CA1480
CA1571
E640