カレントアウェアネス-E
No.46 2004.10.20
E252
第70回国際図書館連盟(IFLA)大会 <報告>
8月23日から27日まで,アルゼンチンのブエノスアイレスで第70回IFLA年次大会が開催された。参加者は121か国3,835人(初参加者1,237人),うち日本からは国立国会図書館代表団5名を含む23名が参加した。南米で初めての大会開催となった本年は,「教育・開発ツールとしての図書館」をテーマとし,発展途上国・地域に対して図書館の重要性を強調する内容となっている。
評議会では,各国協会会員費の規定に関する規約改正案および2005年度会費案が提出され,投票の結果,両案とも可決された。また,公貸権に関する決議案が提出されたが,その審議はコア活動の一つであるCLM(著作権等法規的問題)委員会に委ねられた。
今後の開催地は,2005年が建国100周年を迎えるノルウェーのオスロ,その後は韓国・ソウル(2006年),南アフリカ共和国・ダーバン(2007年),カナダ・ケベック(2008年)まで決定している。
なお,本大会とは別に,「第31回国立図書館長会議(CDNL)」がアルゼンチン国立図書館で開催され,黒澤隆雄館長の代理として生原至剛関西館長が参加した。
(報告:横山幸雄)
Ref:
http://www.ifla.org/IV/ifla70/index.htm
http://www.ifla.org/III/members/nam-info-new-sytem04-e.htm