クラウドコンピューティングの各種サービスを利用している人はどのくらい?(米国)

米国におけるインターネットの社会的影響について調査を行っているPew Internet & American Life Projectはこのほど、ウェブメール、ウェブでのデータ保存・共有サービス、ウェブで利用できるアプリケーション(Google Documents、Adobe Photoshop Expressなど)といったクラウドコンピューティングのサービスを、インターネット利用者がどのくらい利用しているかに関する調査結果を発表しました。インターネット利用者の69%がこれらのサービスのいずれかを利用していると回答するなど、クラウドコンピューティングは多くの人に使われていることがわかったとのことです。利用する理由としては、簡単、便利(51%)、どんなPCからでも利用できる(41%)、情報共有が簡単にできる(31%)などが挙がっています。また、これらのサービスを提供している会社が保存しているデータを第三者に提供したり、そのデータを使ったキャンペーン等を行ったり、その内容を分析して広告を表示したりすることに関しては、大半の人が懸念を示している(順に90%、80%、68%)といった結果も出ています。

Pew Internet: Use of Cloud Computing Applications and Services
http://www.pewinternet.org/PPF/r/262/report_display.asp